「30―30」大谷翔平、史上初の同時三冠王、史上9人目の同時MVPなるか… 現在のペースなら前人未到の「50―50」も視野 

AI要約

大谷翔平選手がメジャー自身初の「30本塁打、30盗塁」を達成

大谷は現在リーグトップの打率と本塁打数を誇っており、ナ・リーグ三冠王の可能性も

大谷は「40−40」達成の可能性が高く、前人未到の「50−50」も視野に入る

「30―30」大谷翔平、史上初の同時三冠王、史上9人目の同時MVPなるか… 現在のペースなら前人未到の「50―50」も視野 

◇3日(日本時間4日)MLB アスレチックス0―10ドジャース(オークランド)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)は敵地のアスレチックス戦で3盗塁を決め、今季31盗塁。33本塁打と合わせ、メジャー自身初の「30本塁打、30盗塁」を達成した。

 通称「30―30」の達者はメジャー47人目(のべ70度目)。最多はボビー・ボンズとバリー・ボンズの親子で、ともに5度ずつマークしている。

 大谷の打率3割9厘と33本塁打は現在リーグトップ、79打点はトップのオズナ(ブレーブス)に7差の2位だ。もし1933年のチャック・クライン(フィリーズ)以来91年ぶりのナ・リーグ三冠王に輝けば、「30―30」との同時達成はメジャー史上初だ。三冠王自体も、1920年に幕を閉じたデッドボール時代以降は11人(のべ13度)しかいない。

 また、「30―30」と同年にリーグMVPを受賞した選手は過去に8人いる。複数回の達成はパイレーツ時代のバリー・ボンズ(1990、92年)だけだ。大谷が2年連続3度目の戴冠がなり、史上9人目の偉業となるかも注目だ。

 また、メジャー史上5人、日本プロ野球では誰も達成者がいない「40―40」も完全に射程圏内だ。直近は昨季ブレーブスのロナルド・アクーニャ(41発、73盗塁)。他は広島でもプレー経験がある2006年ヤンキースのアルフォンソ・ソリアーノ(46発、41盗塁)、98年マリナーズの『A―ロッド』ことアレックス・ロドリゲス(42発、46盗塁)、96年ジャイアンツのバリー・ボンズ(42発、40盗塁)、88年アスレチックスのホセ・カンセコ(42発、40盗塁)。

 大谷は現在シーズン49本塁打、46盗塁ペース。「40―40」どころか、前人未到の「50―50」も視野に入る。(写真はAP)