柔道・斉藤立『死ぬ気で、ここで死ね』…鈴木桂治監督の言葉を胸に死ぬ気で臨んだ団体戦…本戦でも代表戦でも英雄リネールに敗れる

AI要約

パリ五輪柔道混合団体決勝で日本はフランスに敗れ、銀メダル獲得。

斉藤選手は個人戦での敗北から決勝までの苦悩を語り、悔しさを表現。

斉藤選手は、敗戦を乗り越え再びチャンスを得たが、同様の結末に終わり、悔いを残す。

柔道・斉藤立『死ぬ気で、ここで死ね』…鈴木桂治監督の言葉を胸に死ぬ気で臨んだ団体戦…本戦でも代表戦でも英雄リネールに敗れる

◇3日 パリ五輪 柔道混合団体決勝 日本3―4フランス

 日本は決勝で開催国フランスに敗れ、2大会連続銀メダルとなった。試合は3―1と王手をかけながら3連敗。第3試合と抽選で決まる代表戦の第7試合でいずれも男子100キロ超級金メダルのフランスの英雄リネールに敗れた斉藤立(JESグループ)は悔し涙を流した。

 個人戦は男子100キロ超級で準決勝で敗れ、3位決定戦でも敗れてメダルがなかった斉藤はテレビ中継でのインタビューで「自分は個人戦で負けてしまって、最初の方、切り替えることができなくて、本当にしょうもない試合をしてしまって、裏でもそういう態度でいてしまって、(鈴木)桂治先生(男子監督)に『何のために来たんだ、なんなんだお前は』と言われて、『意地を出せ、死ぬ気で、ここで死ねと。死ぬ気でやるんだ』と『言われてなくとも(亡き父の)斉藤先生が見てたら、俺はそう絶対言っていたと思うし』って言われて」と話すと「本当に自分はここで勝たないと、(母校の)国士館としても、日本の柔道の代表としても顔向けできないと思って、その思いで進んで、本戦でも負けてしまって、代表戦でもう一度チャンスをもらえたと思って、挽回するチャンスだという風に思ったんですけど、同じようにやられてしまって、本当に本当に悔いが残る試合です」と振り返った。