「ドイツ陸上でケンカ」と独報道 モデル級人気女子の選出巡り「納得したわけでは…」他選手は不満

AI要約

パリ五輪の陸上競技が始まり、混合4×400メートルリレー予選でドイツチームが7位に終わり、内紛の兆しを報じられる。

チーム内でメンバー選出に不満が広がり、選手たちの怒りをぶちまける事態となる。

リレーチームの選出に関してブルマーンの選出漏れが物議を醸し、今後の展開が注目される。

「ドイツ陸上でケンカ」と独報道 モデル級人気女子の選出巡り「納得したわけでは…」他選手は不満

 パリ五輪は2日から陸上競技が始まった。混合4×400メートルリレー予選には「世界一セクシーなアスリート」の異名をとるアリカ・シュミットがドイツチームの一員として出場。組7位に終わり、決勝進出はならなかった。レース後、シュミットのメンバー選出を巡って一部選手が不満を吐露。ドイツメディアはチーム内の“内紛の兆し”を報じている。

 ドイツは男子のジャンパウル・ブレダウ、マヌエル・ザンダースの男子選手を1、3走に置き、シュミット、アイレーン・デメスの女子選手を2、4走に配置したが、あえなく予選敗退となった。ドイツ大衆紙「ビルト」は「ドイツの陸上リレーでけんかが発生。その中心にいるのがミス五輪のアリカ・シュミットだ」「レース終了後、選手たちは怒りをぶちまけた!」と記したうえで、ブレダウの「全員が納得したわけではない決定もあったし、そういう中でトラックに立った。他の人は別の見方をしているかもしれないが、僕自身はそう思っている」といった談話を紹介した。

 本文では「皮肉なことに、ブレダウの彼女であるルナ・ブルマーンは選出されなかった」と記したうえで、ブルマーンがレース直前に自身のインスタグラムのストーリー機能に「記録の上では、私は女子400メートルで2番目に速い。でも、混合リレーにはノミネートされなかった」などと投稿。今季、ブルマーンは400メートルにおいてデメスに次ぐタイムをマークしている。またシュミットは3番目であるが、同紙は「シュミットはリレーチームのキャプテンだ。(メンバーは)パリに出発する直前の合宿で決まったものと思われる」と報じている。

 この事態を受けてシュミットは「レース前に意見の食い違いがありました。でも、私が言わなければならないのは、私たちは一つのチームであり、団結すべきだということ。コーチが決めたことを信用すべきです。合わせてメンタル面も準備しておかなくてはいけない」と発言。シュミット、ブルマーン、デメスの3人は女子4×400メートルリレーで一緒に走る予定だが、「ビルト」はその後の記事で、ドイツ陸上連盟への取材をもとに「ブレダウとその彼女であるブルマーンが五輪のリレーチームから除外されることになりそうだ」と報じるなど、騒動はさらに広がりそうな情勢だ。