岡沢「まさか」初戦敗退 2―3の判定負け「足りないものがあったのかな。分からない」

AI要約

男子71キロ級2回戦で岡沢セオンが敗れる。金メダルの有力候補だったが、初戦敗退。落胆する姿が見られた。

岡沢セオンは18年に強化選手として鹿児島に移り、世界選手権で優勝するなど活躍。しかし、五輪で期待を裏切る結果となった。

28歳の岡沢セオンは今後の目標について真剣に考えたいと話している。

岡沢「まさか」初戦敗退 2―3の判定負け「足りないものがあったのかな。分からない」

 ◇パリ五輪7日 ボクシング男子71キロ級2回戦 エアシャシュ―岡沢セオン(2024年8月1日 パリ北アリーナ)

 男子71キロ級2回戦が31日に行われ、岡沢セオン(28=INSPA)がヨルダン選手に2―3の判定で敗れた。

 金メダルの本命と自負し「最高の状態」で臨んだ五輪。距離を取るアウトボクシングでパンチを当てたが、相手の前に出る姿勢が評価されて初戦敗退。リングを降りると、しゃがみこんだ。「まさかこんなところで…。足りないものがあったのかな。分からない」とショックを隠せなかった。

 中大卒業後の18年に強化選手として鹿児島県鹿屋市に移った。21年11月の世界選手権で優勝するなど台頭し、今大会前にはスポンサーが15社にもなった。期待に応えられず「1人で戦っていたわけではない。何も返せなかったのが一番つらい」と落胆した。

 28歳で次はどこを目指すのか。「自分に何ができるか考えたい」と話すにとどめた。