手も足も出ず2連敗 真鍋監督「ブラジルの執念すごかった」パリ五輪バレーボール日本女子

AI要約

日本代表バレーボールチームがブラジルに敗れ、厳しい状況に追い込まれた。

コンビを使われ、サーブで狙い通りに崩せない状況に立たされた選手たち。

真鍋監督は困難な試合に向けてチームを奮起させようとしている。

手も足も出なかった。サービスエースを決められ、勝負が決すると、選手たちは呆然(ぼうぜん)と立ち尽くした。真鍋監督は「ブラジルの五輪に対する執念がすごかった」と脱帽するしかなかった。

6月のネーションズリーグ準決勝ではフルセットの末に破った相手。善戦できるとの思いはあったはずだ。だが、この日は勝手が違った。

サーブで狙い通りに崩せず、自由に攻撃された。主将の古賀(NEC)は「コンビを結構、使われた」と唇をかんだ。

サーブレシーブが安定しなかった石川(ノバラ)を代えるなど打開を図った。だが、流れは変えられず、東京五輪銀メダルの強豪国の強さを実感するばかりだった。

1次リーグはこれで2連敗で、厳しい状況に追い込まれた。真鍋監督は「初めから厳しいのは分かっていた。われわれが練習していたことを(1次リーグ)最終戦で出したい」と懸命に前を向いた。(石原颯)