フェンシング女子が快挙!フルーレ団体で史上初の銅メダル “パンダ”から“ダイガー”へ、進化した4人娘が新たな歴史…パリ五輪

AI要約

日本女子フェンシングチームが史上初の銅メダルを獲得。フランス人コーチの指導でタイガーの姿勢を身につけ、成長を遂げる。

2023年世界選手権でも団体銅メダルを獲得し、自信を持ってパリ五輪に臨む。仲間と共に最強チームとしての成長を遂げた。

かわいいパンダから戦うタイガーに変貌した“4人娘”は、新たな歴史を刻んだ。

フェンシング女子が快挙!フルーレ団体で史上初の銅メダル “パンダ”から“ダイガー”へ、進化した4人娘が新たな歴史…パリ五輪

◆パリ五輪 第7日 ▽フェンシング女子 フルーレ団体 準決勝(1日、グラン・パレ)

 世界ランク4位の日本は、同6位のカナダに勝ち、史上初の銅メダルを獲得。日本女子のフェンシング界が五輪でメダルを取るのは初めて。日本は、

東晟良(共同カイテック)、上野優佳(エア・ウォーター)、宮脇花綸(三菱電機)、菊池小巻(セガサミー)で戦った。

 現在、日本チームを指導するフランス人のフランク・ボアダン氏は来日してすぐ、日本の女子フルーレ代表に「今の日本はかわいいパンダチームだ」と言った。決して良い意味ではない。「イメージとしては、優しくてかわいらしい。日本の女子フルーレはそういう戦い方をしていた」と同コーチ。

 彼女たちに、戦う姿勢から見つめ直すよう教え「私達がやってるフェンシングはすごく強くて、戦うスポーツ。強気でアグレッシブにやっていくことが大切なんだ。タイガーにならないとダメなんだ」と指導。まず、勝負の厳しさを教え込んだ。 日本は確実に成長した。

2023年世界選手権では、パリ五輪代表と同じ、東、上野、宮脇、菊池で16年ぶりに団体銅メダルを獲得。世界との距離は縮まっていることを確信し、「じゃないと3年間やってきた意味がない」と東。確かな自信を持って五輪を迎えた。

 プライベートでもみんなでご飯に行ったり集まったりと仲良し。頭脳明晰は宮脇、ムードメーカーの菊池、天真らんまんな東、誰よりも気持ちが強い上野と、個性豊かな4人が一つになった最強チーム。かわいいパンダから、戦うタイガーとなった“4人娘”は、新たな歴史を刻んだ。