「凡ミス」「馬鹿げたルールだ」 パリ五輪競泳、1位入線なのに失格の珍事に賛否 本人は「凄くイライラ」

AI要約

男子競泳200メートル背泳ぎで失格となった英国選手のルーク・グリーンバンクが、準決勝1位入線後に激しく落胆。15メートルラインを越えていたため失格となったことが判明。

グリーンバンクは銅メダリストだったが、今大会は振るわず。潜水性能の制限によるルール違反で失格となり、自らに落胆の色を濃くしている。

海外メディアやSNSではルールの不明瞭さや不可解さについて様々な声が上がっており、2028年大会への教訓としても取り上げられている。

「凡ミス」「馬鹿げたルールだ」 パリ五輪競泳、1位入線なのに失格の珍事に賛否 本人は「凄くイライラ」

 パリ五輪の男子競泳200メートル背泳ぎに出場したルーク・グリーンバンク(英国)が、準決勝で1位入線したものの失格という珍事が発生した。本人は納得がいかない様子で「何て言っていいか分からない。本当にがっかりだよ」「とてもイライラしている。良い調子だと思っていたからね」と繰り返し、うまく事態を飲み込めていない様子だ。

 英紙「ザ・サン」が伝えている。グリーンバンクは東京五輪の同種目で銅メダルを獲得した選手で、7月31日に行われた予選4組に出場した。記事は「この26歳は、現地時間の水曜午前に行われた予選4組のレースで、ドイツのルーカス・マルテンスを破り突破を確かなものにしたと思ったことだろう」と伝えているが、実際は失格。レース後のビデオ検証で、15メートルラインを越えても体が水中にあったと確認されたためだった。

 潜水してのスタートが主流となっている背泳ぎでは、どんどんその距離が延びたため現在では潜水可能な距離が制限されている。記事は「勝利後、彼(グリーンバンク)はすぐさま会場のスクリーンを確認したようだった。そして、結果が確定すると明らかに取り乱した」と現場の様子を伝えた。

 このニュースを複数の海外メディアが伝え、ネット上にはルールについて「大きなミスだな」「自分でさえ知ってた」「ほとんど知られていないルールだとは思わないけど」との声。「顔を上げてルーク。これは2028年大会へあなたが持って行く教訓」「馬鹿げたルールだ」と擁護や激励の声も寄せられた。