【柔道】“ラスト五輪”ウルフ・アロン涙「終わったな」今後は「考えることできない」/一問一答
ウルフ・アロン(28=パーク24)、東京五輪金メダリストが敗者復活戦でメダルなしに終わる。
アロンは涙を流しながら感情を語り、敗因を振り返る。
最後の五輪として挑んだが、今後の展望は未定。
<パリオリンピック(五輪):柔道>◇1日◇男子100キロ級◇敗者復活戦◇シャンドマルス・アリーナ
21年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(28=パーク24)が、メダルなしに終わった。敗者復活戦でシェラザジシビリ(スペイン)に敗れて終戦。今年2月のグランドスラム(GS)パリ大会決勝で破った相手に負けた。
主な一問一答は以下の通り。
-今どんな心境ですか
「終わったなという感じ」
-敗戦後は涙
「またこの舞台にしっかり戻ってくることができたっていうところもそうですし。また最後の最後に負けてしまったっていう、いろんな気持ちが交差した涙だった」
-準々決勝敗戦からの切り替え
「気持ちを切り替えて臨もうっていう風に決めて試合に行ったけど、最後の最後の部分で負けてしまったので、切り替えきれてなかったところもあるんじゃないかな」
-敗戦を振り返って
「前回の戦った時に内股で投げてた相手だったので、その対策はしてきてるなっていう風に思った。その組手の部分で、うまく前を詰めることができなかったので、不十分な状態でかける形になってしまったかなっていう風には思う」
-減量などの状態
「体調も特に問題なく、いつものようなことはできたので、そこは問題なくっていう感じ」
-試合に立ってみて
「やっぱり戻ってきたなっていう風な気持ちになりましたし、1日通していろんな感情を持ちながら試合をできた。勝ちたいって気持ちもありましたし、またオリンピックっていう舞台で試合をしてるんだなっていう風な気持ちもありましたし、でも負けて悔しい気持ちもありましたし。たくさんの人が応援してくれてるなっていう、なんか実感することができた。いろいろなことを考えながら、研ぎ澄ましながらやってたかな」
-今後は
「ちょっとまだそんなに考えることができないので、そこはまたおいおい考えていきたい」
-パリに向けて
「後悔はないですね。これ以上やるっていうこともできなかったでしょうし。自分の中でできる最大限のことをやって、今回畳の上に上がることができたので、やり残しをして負けたっていう風な気持ちにはならないですね」
-最後の五輪と言っていたが
「変わらない。変わらないですね。それはもう。ここでどうなろうと、もうこれ以上続けるつもりはないので」