日本相撲協会、元顧問らに支払い命じた判決確定と発表 国技館LED照明設置の契約巡り損害賠償請求

AI要約

日本相撲協会は、元顧問らに損害賠償を求めた訴訟で勝訴し、約310万円の支払いを命じられた判決が確定した。

元顧問らが契約書を無断で偽造したことが認められ、契約は成立せず、八角理事長は安堵のコメントを発表した。

相撲協会は公明正大な運営を目指し、大相撲の伝統文化を継承・発展させていくことを強調している。

日本相撲協会、元顧問らに支払い命じた判決確定と発表 国技館LED照明設置の契約巡り損害賠償請求

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館のLED照明設置工事の契約などを巡り、同協会元顧問の小林慶彦氏やLED照明業者らに損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が元顧問らに連帯して約310万円の支払いを命じた判決(4月18日)が確定したと発表した。元顧問側が控訴を取り下げたため。

 判決によると、契約書が相撲協会に無断で偽造されたもので契約は成立せず、元顧問らが偽造に関与していたと認められた。八角理事長(元横綱・北勝海)は「元顧問との裁判が協会勝訴で確定し、安堵(あんど)しております。大相撲の伝統文化を継承発展させていくため、あらためて気を引き締め、公明正大な協会運営に尽力いたします」と文書を通じてコメントした。