「厳しいと思うよ、意外と」“興梠慎三監督”を浦和OBの鈴木啓太が占う!「見ている目線が高いレベルにあるから」

AI要約

元日本代表MFの鈴木啓太氏が、引退を表明した浦和のFW興梠慎三について語った。

興梠が将来的に浦和の監督を目指す意向を示しており、鈴木氏はその決断を歓迎している。

興梠は選手を見抜く力に加え、選手に伝える表現力がポイントであると語られている。

「厳しいと思うよ、意外と」“興梠慎三監督”を浦和OBの鈴木啓太が占う!「見ている目線が高いレベルにあるから」

 現役時代は浦和レッズで活躍した元日本代表MFの鈴木啓太氏が、自身のYouTubeチャンネルで、今季限りでの引退を表明した浦和のFW興梠慎三について語った。

 将来的には浦和の監督を目ざすという興梠について、鈴木氏は「浦和でやりたいというのはOBとしても、すごく心強いし、楽しみ」と歓迎。38歳の指導者像を、こう推測する。

「厳しいと思うよ、意外と。選手の評価が、見ている目線が高いレベルにあるから。『この選手は、ここまで行きそうだ』とか、目利きの厳しさはあると思う」

 その根拠を、具体的なエピソードを交えて説明する。

「『この選手、最近どうなの』とか、『こういう選手どうなの』と言った時に、『うーん、こういうところは良いけど、こういうところが良くないよね』とか、意見がはっきりしている。だから本人のプレースタイル、『こういうのが良いものなんだ』とか、こういう視点で見ている選手というのがあるんだと思う。それは理屈ではないかもしれないし、彼自身の評価基準みたいなのはあると思う」

 選手を見抜く眼力は十分。後は表現力がポイントになるという。

「どういう風に表現できるか、伝えられるか。ここが上手くいく監督と上手くいかない監督で、大きく分かれると思っていて。机上の話と、実際にちゃんと落とし込めるか。ここは技術とか経験とか持っているものとかが、大きく左右しそう」

 7月31日の引退発表会見では、「ミシャから今まで教わってきたことを、僕が監督になった時には若い選手に叩き込みたい」とも語っていた興梠。どんな指導者になるか楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部