「ボール!」大谷翔平怒りの連呼に「退場させられるぞ」 ストライク判定に抗議でファン心配

AI要約

ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地サンディエゴでのパドレス戦で延長10回に5―6でサヨナラ負けを喫した。

大谷翔平投手は4打数無安打ながら、初回の四球と自己最多の28個目の盗塁で先制点を挙げた。しかし、チームは打線が沈黙し投手陣も力尽き、敗戦となった。

大谷は珍しく審判に抗議する場面もあり、ストライクとコールされた球に対し不満を示した。ファンやSNSではその態度に驚きの声が上がった。

「ボール!」大谷翔平怒りの連呼に「退場させられるぞ」 ストライク判定に抗議でファン心配

 ドジャースは30日(日本時間31日)、敵地サンディエゴでのパドレス戦で延長10回に5―6でサヨナラ負けを喫した。

「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は4打数無安打ながら、初回の第1打席で選んだ四球と自己最多を更新する28個目の盗塁は先制点につながった。ただ、この日は快音が聞かれず、打線も5点を挙げた初回以降は無得点を続け、投手陣が力尽きた。

 そんな中で大谷が珍しく怒りの感情をあらわにするひと幕もあった。なかなか追加点を挙げられず、ジワジワと追い上げられる展開で迎えた2点リードの9回だ。一死走者なしの場面で大谷はフルカウントからの6球目のスプリットをボール球と確信し、四球で一塁へ歩きかけた。ところが、球審の判定は「ストライク」で見逃し三振。納得がいかない大谷はすぐさま球審の方に振り向くと、〝ちょっと待ってよ〟と言わんばかりに思わず右手を差し出した。

 球種やコースが瞬時に反映されるMLB公式サイトでは、最後の1球は真ん中低めのストライクゾーンをギリギリかすめるコース。当然のことながら判定が覆ることはなかったが、大谷は三塁側のベンチに引き揚げる際も「ボール!」とつぶやき、不満そうに何度も首を振った。

 SNS上などでは「あそこまで抗議するの珍しいな」と驚きをもって受け止めたファンも多かったようで「あの態度、他の選手なら退場させられるぞ」「審判に抗議するようなアクションはやめたほうがいいよ」と退場処分を心配する声も。その一方で「その前のど真ん中見逃したのはなくね?」などの意見もあった。

 打率3割1分1厘、32本塁打、OPS1・034などはナ・リーグ1位で、打撃部門は軒並み上位の成績を維持しているが、この日までの105試合で109三振となっている。