五輪初出場の17歳・成田実生が大健闘6位 後半勝負で8位から追い上げた

AI要約

競泳女子400メートル個人メドレーの決勝が行われ、五輪初出場の成田実生が6位となった。

成田は序盤で出遅れるも後半で順位を上げ、最終的に6位でフィニッシュした。

昨年の日本選手権で活躍し、派遣標準記録を突破して初の五輪出場を果たした成田。

五輪初出場の17歳・成田実生が大健闘6位 後半勝負で8位から追い上げた

 ◇パリ五輪第4日 競泳 女子400メートル個人メドレー決勝(2024年7月29日 ラデファンス・アリーナ)

 競泳女子400メートル個人メドレーの決勝が行われ、五輪初出場の成田実生(17=ルネサンス金町)が6位だった。

 序盤のバタフライで6位と出遅れた成田。背泳ぎとなった150メートルターンで7位に順位を落とすと、200メートルターン時には8位と最下位に。

 それでも得意の後半勝負となると、ジリジリと順位を上げて最後は6位でフィニッシュとなった。

 成田は午前中の予選で谷川亜華葉(21=イトマン近大)とともに2組に登場。前半は「周りが速くて心も折れそうになった」が、3泳法目の平泳ぎで追い上げると、最後の自由形で3人を抜き、4分37秒84の同組2位、全体5番目で決勝へ進んだ。「(後半で勝負する)得意な泳ぎをすれば、絶対(決勝に)いけると思った」と振り返りながらも、「前半は(タイムが)かかりすぎた。もうちょっと速く入らないと、メダル争いに加われない」と決勝への修正点を口にしていた。

 昨年4月の日本選手権で200、400メートルの個人メドレー2冠に輝き、日本代表として福岡世界選手権に出場。同年9月の杭州アジア大会では400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した。水の抵抗が少ない泳ぎが持ち味で、今年3月の日本代表選考会では派遣標準記録を突破する4分35秒40で優勝。初の五輪出場を決めていた。