なんて試合だ!女子サッカーで“衝撃スコア” ザンビア代表バンダが五輪史上初3度目ハット達成もまさか…

AI要約

ザンビアとオーストラリアの激しいサッカー女子の対戦が行われ、ザンビアのFWバンダがハットトリックを達成し、五輪で史上初の3度目のハットトリックを記録した。

バンダは過去に“性別詐称”疑惑が持ち上がり、五輪出場が危ぶまれたが、無事に出場し今大会でも活躍している。

この日の試合は緊迫した展開となり、両チームが激しく得点を重ねる展開となった。

なんて試合だ!女子サッカーで“衝撃スコア” ザンビア代表バンダが五輪史上初3度目ハット達成もまさか…

 ◇パリ五輪第3日 サッカー女子 ザンビア5―6オーストラリア(2024年7月28日 ニース競技場)

 パリ五輪サッカー女子は28日、1次リーグ第2戦が各地で行われ、B組の世界ランク64位ザンビアが同12位オーストラリアと壮絶な打ち合いを演じるも5―6と痛恨の逆転負け。それでもかつて一部海外メディアで“性別詐称”疑惑が浮上したこともあるFWバーバラ・バンダ(24=オーランドプライド)が前半だけでハットトリックを達成するなど3得点1アシストと活躍。五輪ではこれが通算3度目のハットトリックとなり、女子史上初の快挙となった。

 バンダは23年W杯オーストラリア&ニュージーランド大会直前にドイツ紙ビルト(電子版)など複数の海外メディアから“性別詐称”疑惑が報じられ、日本でも話題に。当時は「FWバンダにはもともと“男性疑惑”あり、そのためレアル・マドリードへの移籍を断念したとも言われていた。昨年のアフリカネーションズ杯ではテストステロン値(男性ホルモン)が正常値を超えて検出されたため“医学的理由”で出場が認められず。スタンドで見守るしかなかった」と報じられ、出場が危ぶまれたが無事に1次リーグ3試合に出場。1得点1アシストを記録した。

 五輪では21年東京大会が初出場。チームは1次リーグ敗退となったがオランダ戦と中国戦で五輪女子史上初の2試合連続ハットトリックを達成。五輪で2度のハットトリック達成したのはブラジル代表クリスチアーニ(04年アテネ大会、08年北京大会)以来史上2人目だった。

 この日のオーストラリア戦でも先発出場すると前半だけでハットトリック達成。後半11分にはチーム5点目をアシストする活躍を見せたが、試合は後半立て続けに失点し5―6と逆転負け。開幕2連敗を喫し、決勝トーナメント進出には31日ドイツ戦の勝利が“必要”な状況となった。なお、バンダは五輪出場わずか5試合で通算9得点。今後クリスチアーニ(ブラジル)が保持する五輪サッカー女子の通算最多得点記録(14得点)を脅かす存在になっていきそうだ。

 また、五輪サッカー女子において1試合で最も多くのゴールが生まれたのは21年東京大会で、計13ゴール。オランダがザンビアを10―3で粉砕した試合では、敗れたザンビアのFWバンダがハットトリックを達成していた。

 この激闘にネットからは「なんて試合だ」「一体何があったの」「こんな試合見たことない」など反響を呼んでいた。