【五輪卓球】パリ五輪・女子団体のドロー。第2シードの日本の初戦はポーランド

AI要約

日本女子卓球チームがパリ五輪・女子団体競技に向けて、ドロー結果と対戦相手を分析。

日本は中国と決勝まで当たらない反対側のブロックに入るも、準々決勝や準決勝で厳しい戦いが待ち受ける。

中国チームは再び強力な布陣を組み、日本はダブルスで先に勝利を挙げる戦略が求められる。

【五輪卓球】パリ五輪・女子団体のドロー。第2シードの日本の初戦はポーランド

パリ五輪・卓球競技、女子団体のドロー(組み合わせ抽選)の結果は上記のとおりとなった。世界チームランキングで、1位の中国に次ぐ2位の座を長く保持する日本女子。中国と決勝まで当たらない、反対側のブロックに入ることは決まっていた。第3シードの韓国と第4シードのルーマニアのドローでは、日本にとってより戦いやすいルーマニアが入った。初戦で対戦するポーランドも右シェークドライブ型の3人で構成され、実力差を考えても戦いにくいチームではない。

一方、決勝までの道のりが平坦かというと、そうではない。準々決勝で対戦するのはフランスとタイの勝者で、地元フランスが勝ち上がれば、日本にとって完全にアウェーでの戦いになるだろう。3番手のCh.ルッツが実力的にかなり落ちるが、伸び盛りの左腕パヴァデ、冷静沈着なフォア表攻守のユエン・ジアナンは怖い相手。まずダブルスを確実に取りたい。

準決勝の対戦相手もなかなか読みにくい。ドイツはハン・インの欠場でかなりチーム力が落ちるが、バック粒高の異質攻守型、バトラとアクラのいるインドが勝ち上がってくるようだと少々厄介だ。それでも、選手層の厚さと対応力で、日本女子が上回るだろう。

第1シードの中国の代表メンバーは、前回の東京五輪時と同じ陳夢・孫穎莎・王曼昱。大会前の集合訓練で、陳夢と王曼昱のダブルスも徹底的に強化している。シングルス2点起用で2番に出てくるであろう孫穎莎に余裕を持って戦わせないためには、ダブルスで先に勝利を挙げるという困難なミッションを達成するしかない。

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