津久見の185センチ右腕、最速148キロをマークも準決勝で明豊の前に散る【高校野球大分大会】

AI要約

春夏ともに甲子園優勝経験を持つ津久見が明豊に敗れ、代表を逃す結果となった。

津久見は複数の好投手を起用して失点を防ぐ戦略を持ち込んだが、明豊の堅実なプレーに破られた。

大型右腕佐伯和真は潜在能力を示しながらも進路について慎重に検討することを語った。

津久見の185センチ右腕、最速148キロをマークも準決勝で明豊の前に散る【高校野球大分大会】

 ◆第106回全国高校野球選手権大分大会準決勝 津久見0―7明豊(8回コールド)(25日、別大興産スタジアム)

 春夏ともに甲子園での優勝経験を持ち、1988年夏以来の代表を目指した伝統校の津久見が明豊に屈した。今大会を勝ち上がる要因となった複数の好投手の継投で失点を防ぎ、ロースコアの展開に持ち込むプランは明豊の隙のない試合運びの前に崩れた。

 185センチの大型右腕で140キロ台後半の真っすぐが魅力の佐伯和真(3年)は0―4の7回から3番手で登板。1イニング目は3人で抑えながらも、8回に3点を失い、試合を終わらせてしまった。「全力を振り絞ろうと投げましたが…。もう1イニング(味方に)攻撃をさせられずに申し訳ない」と声を落とした。

 それでも最速148キロをマークするなど潜在能力の高さを示した。今年に入ってチームのスピードガンでは150キロの大台を計測したことがあるという。注目の進路に関しては「これからゆっくり考えたいです」と語るにとどめた。