高田商が5回コールドで4強へ! 野球人生初の柵越え本塁打の6番打者は驚きすぎて「覚えていない」【24年夏・奈良大会】

AI要約

昨夏準優勝の高田商が5回コールド勝ちで4強入りを果たした。

打線が1回裏からつながり、藤井選手や林田選手の活躍で先制点を挙げた。

投手陣も安定し、準決勝進出に向けてチーム全体が順調な展開を見せている。

高田商が5回コールドで4強へ! 野球人生初の柵越え本塁打の6番打者は驚きすぎて「覚えていない」【24年夏・奈良大会】

<第106回全国高校野球選手権奈良大会:高田商 11-1 御所実(5回コールド)>22日◇準々決勝◇さとやくスタジアム

 昨夏準優勝の高田商が5回コールド勝ちで4強入りを果たした。

 打線が1回裏からつながった。連打で一死一、二塁のチャンスを作ると、4番・藤井 拓海(3年)の中前適時打で1点を先制。その後、二死二、三塁となり、6番・林田 大輝(3年)が左翼席に飛び込む3ラン本塁打を放ち、大きな追加点を挙げた。

 林田はこれが野球人生初となる柵越え本塁打。「覚えていないです。打った瞬間に真芯ということだけわかりました」と感無量の様子だった。

 大会直前は調子が上がっていなかったそうだが、赤坂誠治監督は我慢強くスタメンで起用。「チームの足を引っ張っている自覚はあったんですけど、それでも使って頂いた。何とか結果を出さないといけないと思って練習してきたので、結果を出せて嬉しいです」と喜びもひとしおだ。

 林田の一打で試合の主導権を握った高田商は4回裏に3連続押し出し四球で3点を追加。5回裏には林田の適時二塁打などで3点を加え、この回でコールドゲームを成立させた。

「初戦で先発全員安打が出たのが大きかった。変にプレッシャーがかからずにみんな打てている」と頷く赤坂監督。投げては2回戦の生駒戦でノーヒットノーランを達成したエースで主将の仲井 颯太(3年)が4回1失点と試合を作り、2番手の前川 大空(2年)も1回を無失点に抑えた。

 投打が噛み合い、順調に勝ち進んでいる高田商。準決勝の相手は強豪の奈良大附だが、どんな試合を見せてくれるだろうか。