【大村ボート SGオーシャンカップ 初日】峰竜太 「海好きの僕のタイトル」譲らない
峰竜太はボートレーサーとして伝説を築いており、若くしてトップレベルの選手としてデビューした経歴を持つ。
峰は人気も高く、SGでの優勝や記録更新を続けてきたが、特に蒲郡での優勝が長く達成できずにいた。
しかし、ついに逃げ切りで優勝し、大村でのオーシャンカップでも3度目の優勝を目指して意欲を燃やしている。
ボートレース大村でナイターSG「オーシャンカップ」が開幕する。
伝説をつくり続ける男がいる。その名は峰竜太。
ボートレーサーになる前から荒波にもまれていた。佐賀県立唐津西高校のヨット部に所属し、ユース世界選手権に出場するトップレベルの選手だった。海を愛する峰は、2004年11月にからつでデビューを果たす。1年後の05年11月にからつで初優勝。そこから毎年、優勝回数を増やしていった。強いだけではない。キャラの良さも買われて人気はどんどん上昇する。テレビコマーシャルにも出演したほどだ。
そして、大舞台でチャンスが訪れる。15年蒲郡でのメモリアル。SGでの優勝戦初となる1号艇を手にし、峰のSG初Vに大きな期待が集まった。イン先マイを果たしたが、篠崎元志の差しが入る。2マークで差し返し、手に汗握るデッドヒート。しかし、ゴール後にガッツポーズをしたのは篠崎。レース後は悔し涙が止まらなかった。
2年後だ。やはり〝海〟という言葉がピッタリと合う。17年7月まるがめオーシャンカップ。優勝戦1号艇から堂々と押し切り、ついにSG初優勝を達成。そこから得意の波乗りのごとく、スイスイと翌年には最高峰のSGグランプリを制覇したのだ。
強さ、人気は№1に到達したが、なぜか蒲郡だけは優勝できなかった。昨年10月SGボートレースダービーで重かった扉がついに開く。圧巻の逃げを決めて、24場制覇&通算100Vを達成してみせた。
「蒲郡でできたことが運命にも思えて、最高の思い出になっています。お客さんが多かったのも余計に感動につながりましたね」
全国24場制覇という偉業を成し遂げたが、まだまだ戦いは終わっていない。大村への熱い思いを胸の内に秘めている。
「大村は地元くらいの気持ちがある。(22年の)大村でグランプリを走れなかった思いもあります。オーシャンは海好きの僕のタイトルだと思っています。3つ目の優勝が欲しいですね」
待望の3度目のオーシャンカップ制覇に向けて、初日12Rドリーム1号艇から最高のスタートを切ってみせる。アロハ!!