タイブレーク制は議題に挙がらず、コミッショナー「検討結果を見てからお話ししたい」【プロ野球オーナー会議】

AI要約

プロ野球のオーナー会議が22日、東京都内のホテルで開かれた。タイブレーク制の議論はまだ始まっておらず、公式のコメントは控えられた。

榊原コミッショナーはタイブレーク制についてコメントを避け、議論が始まったばかりであることを強調した。NPBエンタープライズの決算が3年ぶりに黒字だったことが報告された。中学の軟式野球部員減少への対策も検討されている。

タイブレーク制は議題に挙がらず、コミッショナー「検討結果を見てからお話ししたい」【プロ野球オーナー会議】

 プロ野球のオーナー会議が22日、東京都内のホテルで開かれた。このほど実行委員会で議論が始まったばかりであるタイブレーク制については、議題に挙がらなかった。

 会見に出席した榊原定征コミッショナーに、タイブレーク制の私見を問う質問も出たが、コミッショナーは「検討結果を見てからお話ししたい。議論が始まったばかりなので、コメントは控えたい」と言及を避けた。今月1日の実行委員会後、井原敦事務局長は実施の是非を検討する前にNPBに導入する是非をはっきりさせる必要があるという認識を示し、「来季(からの導入)は無理でしょう」と議論を急がない姿勢を示していた。まずは議論の行方を注視することになりそうだ。

 オーナー会議では、野球日本代表「侍ジャパン」の事業展開をするNPBエンタープライズの2023年度決算が3年ぶりの黒字だったことが報告された。また、中学の軟式野球部員が年々減少している対策として、アマ団体と連携しながら振興策を検討していく報告もされた。