【バスケ】日本女子代表、ベルギーに敗戦…強化試合2連敗も恩塚監督「成熟と手応え」と前向く

AI要約

女子バスケットボール日本代表がベルギーに敗れる。一度リードを許すも、追い上げは及ばず。

指揮官はチームの成熟と手応えを感じており、ディフェンスの改善に取り組む意向を示す。

東京五輪銀メダリストの日本代表は29日に米国と対戦。シュート精度向上を目指し練習に励む。

<バスケットボール強化試合:日本65-75ベルギー>◇21日(日本時間22日)◇フランス・ランス

 女子バスケットボール日本代表(世界ランク9位)が、1次リーグ最終戦で対戦するベルギー(同6位)との強化試合に臨み、65-75で敗れた。

 第1クオーター(Q)で11-26と大きくリードを許し、その後の追い上げも届かず。ただ、恩塚亨監督は第2Q以降の戦いぶりを評価し「気持ちを切らさずに最後まで戦い抜くことができた。チームの成熟と手応えを感じている」と前を向いた。

 第1Qは相手の高さのある攻撃に苦しみ、いきなり0-11と大差をつけられたが、第2Q以降は持ち味の足を生かしたプレーで反撃。林咲希(富士通)や山本麻衣(トヨタ自動車)らを軸に攻撃を組み立てた。

 19日(日本時間20日)のフランス戦に続く連敗となったが、指揮官は「相手が私たちのディフェンスに対して準備していた。その準備に対して、私たちのディフェンスの詰めが甘かった。第1Q後に修正して、それ以降は簡単に点を取らせていなかった。そこは収穫。アジャストできる力がある」と手応えを示した。

 21年東京五輪では銀メダルを獲得。金メダルを狙う今大会は、29日(日本時間30日)の1次リーグ初戦で五輪7連覇中の米国と対戦。今後は非公開の練習試合を経て本番へ臨む。「一番はシュートのところ。重たいものを持ちながらシュート打っている感じがあるので、いつもの感覚より早かったり、肩が上がっている感じもある。チームで良い空気やエネルギーをつくって自分たちのシュートになるようにしていきたい」と見据えた。