「環境はつくっていない。誰にもしていない」「2、3、4軍の選手が見習う走塁はできている」小久保監督の前半戦総括・後編
ソフトバンクは2年ぶりに首位で前半戦を終えた。開幕から着実に勝利を重ね、4月4日以降は首位をキープした。7月は負け越しているが、87試合で55勝29敗3分けとなり、2位ロッテとのゲーム差を大きく10に広げた。
小久保監督は前半戦を総括。柳田悠岐が負傷で戦列を離れた後に若手が台頭してきた要因や、監督1年目での発見などを語った。
柳田の離脱後、笹川吉康や吉田賢吾ら若手の躍動もあった。ポイントに挙げた3試合（5月5日の西武戦、5月28日の巨人戦、7月7日の楽天戦）を取ることができたのはチームの成長を感じる。
ソフトバンクは2年ぶりに首位で前半戦を終えた。開幕から着実に勝利を重ね、4月4日以降は首位をキープした。7月は負け越しているが、87試合で55勝29敗3分けとなり、2位ロッテとのゲーム差を大きく10に広げた。
小久保監督は前半戦を総括。柳田悠岐が負傷で戦列を離れた後に若手が台頭してきた要因や、監督1年目での発見などを語った。
―柳田の離脱後、笹川吉康や吉田賢吾ら若手の躍動もあった。
「（柳田の）穴を埋めるのは無理なんでね。『穴を埋める必要はないよ』という話はしました。柳町や正木にとってはチャンスでしょ。固定されている周東もおったら、外野で出られることはないので。今年に関しては、頑張ればずっと出られるかもしれない。もしかしたら来年以降も続くかもしれない。チャンスしかないんじゃないですか」
―ポイントに挙げた3試合（5月5日の西武戦、5月28日の巨人戦、7月7日の楽天戦）を取ることができたのはチームの成長を感じる。
「全然。取ることができるようになった、というのは比較だから。去年は監督をしていないし」
―3試合は勝ちにいった。
「だからといって特別なことをしたかどうかまでは覚えていないですけど、それはそうですね。絶対に負けられない、と思って入った試合は、その三つですかね」
―正木や柳町が競い合っている環境とは。
「環境はつくってない。柳田がいなくなったことによって勝手にできたっていう感じ」
―ルーキー廣瀨隆太など、2軍から多くの選手を1軍で起用した。
「廣瀨もセカンドのレギュラーが2人けがしたので。そこで残った、つかんだのは本人。環境を整えるというのは『こいつで今年やろう』とか『こいつを伸ばそうと思って、実力は少ないけどもチームの将来のために使おう』とするのが、こっちができること。そこはしていない。まだ、というか、誰にもしていない」
―結果的に若手の成長と勝利を両立させている。
「うん。それは別にね。あなた方が判断することなので。自分の口から言うことじゃない」
―7月になって山川穂高、近藤健介の状態が上がっていない。
「特別動くつもりは全くない。必要な時に必要な判断、決断は下しますけど、今はそうじゃないという判断です」
▼監督1年目に決めた「ルール」とは？ 小久保監督前半戦総括・後編の完全版は関連リンクから▼
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