レッドソックスのピベッタ、大谷翔平に“甘い復讐” 3打席とも狙い通りの高めで空振り三振、”天敵”に今回は完勝

AI要約

大谷翔平選手が4試合連続安打を達成し、ドジャースはレッドソックス戦に勝利。対戦相手ピベッタから空振り三振を3回奪い、天敵に完勝。

ピベッタは6イニングを完璧な投球で2安打無失点、8奪三振を記録。チームは逆転負けしたものの、ピベッタの好投に注目が集まる。

大谷とピベッタの対戦は今季初めての相遇であり、大谷が天敵に勝利した形となった。ピベッタの投球にはスポーツアナウンサーも注目し、投手の変幻自在さが伝わる。

レッドソックスのピベッタ、大谷翔平に“甘い復讐” 3打席とも狙い通りの高めで空振り三振、”天敵”に今回は完勝

◇19日(日本時間20日)MLB ドジャース4―1レッドソックス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)は、本拠地で行われたレッドソックス戦で1安打(4打数)をマークして、4試合連続安打。チームはオールスター休暇明けの初戦を取った。レッドソックスの吉田正尚外野手(31)は4打数1安打、1三振だった。

 天敵を相手に『スイート・リベンジ』を果たした。レッドソックスの先発は右腕ニック・ピベッタ(31)。この日の大谷との3打席の直接対決でいずれも空振り三振に打ち取った。

 1回は外角高め、ボールゾーンに大きく外れる152キロの直球で空振り三振に。3回も全く同じ高めボールゾーンの直球で同じく空振り三振に切って取った。そして、締めは6回の第3打席。今度は高めのストライクゾーンぎりぎりに投じた144キロ、今季の投球割合が8%しかないカットボールで空振り三振に斬って取った。

 これまで大谷との対戦は打率4割4分4厘(9打数4安打)、2本塁打とさんざんな結果だったが、この日はその天敵に完勝。ドジャース地元放送局スポーツネットLAのジョー・デービス実況は「ピベッタは投げてみないと分からない投手です。試合を支配するバージョンもあれば、全くそうでないバージョンのときもあるんです」。相方のガルシアパーラ解説者は「実際、8者連続三振かと思えば、連続被弾で一挙3失点というふうな感じだ。急に集中力を失い、打ちやすい投手になるときがある」と同意した。

 この日はチームが逆転負けしたため、ピベッタは勝利投手になるとこそ逃したが、6イニングを2安打無失点、8奪三振と完璧な投球。今季は15試合に先発して4勝6敗だが、防御率3・87と健闘している。 (写真はAP)