大谷翔平、逆転満塁弾の口火となる二塁打 ドジャース前半戦最後は3勝7敗、泥くさい一打で流れを変えた

AI要約

大谷翔平がエンタイトルツーベースを放ち、逆転勝利を呼び込む。

フリーマンの逆転満塁弾で満員の観客を euphoria させる。

後半戦のスタートで流れを変え、ファンと監督の期待に応える。

大谷翔平、逆転満塁弾の口火となる二塁打 ドジャース前半戦最後は3勝7敗、泥くさい一打で流れを変えた

◇19日(日本時間20日) ドジャース4―1レッドソックス(ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が本拠地でのレッドソックス戦で「1番・DH」で出場し、4打数1安打1得点。1点を追う8回1死一塁の第4打席で、後半戦初安打となるエンタイトルツーベースを放ち、チームの逆転勝ちを呼び込んだ。

 相性抜群のレッドソックス先発ピベッタに対して3三振。珍しく高めの明らかなボール球に2度手を出して、空振り三振を喫するなど精彩を欠いた大谷だったが、1点を追う8回1死一塁で見せ場をつくった。

 代わったばかりの左腕ベルナルディノの初球シンカーを強振した。打球はスライスがかかって左翼線付近に落ち、ワンバウンドでスタンドに入るエンタイトル二塁打。一気に好機が拡大すると、続くスミスが申告敬遠で歩かされ、フリーマンが逆転満塁弾を放った。

 満員に近い観客は総立ち。「フレディ」コールを浴びてガッツポーズを見せたフリーマンは「順位がどこでも、勝利が大切。先週は明らかにチーム状態が悪かった。あの場面はとにかく走者を返すことを考えていた」。

 前半戦の最後は2試合連続サヨナラ負けを喫するなど、ここ10試合は3勝7敗。ファンからロバーツ監督の采配に対する風当たりも強くなっていたが、大谷はオールスターで「僕らはファンの人たちと監督の期待に応えられるように1試合1試合頑張る」と話していた。後半戦スタートで仕切り直して嫌な流れを止めた。大谷の泥くさい一打は、相手に大きなダメージを与えた。(写真はAP)