U-23日本・三戸舜介、植中朝日の合流喜ぶ「本当にうれしい」

AI要約

パリ五輪に臨むサッカー男子日本代表がバックアップメンバーを迎え、合宿を終える。

バックアップメンバーとして同窓の先輩が合流し、大会で再び一緒に戦う喜びを感じる。

ルール変更により登録選手の入れ替えが可能となり、日本代表は新たな選手を迎えて臨む。

U-23日本・三戸舜介、植中朝日の合流喜ぶ「本当にうれしい」

【マルモール(フランス)19日=山下幸志朗】パリ五輪に臨むサッカー男子日本代表は24日(日本時間25日)の1次リーグ初戦に向けた当地での合宿を打ち上げた。ルールの運用が変更されたことに伴い、日本協会は18日にバックアップメンバーを帯同させることを決定。MF三戸舜介(21)=スパルタ=はJFAアカデミー福島の1学年先輩のMF植中朝日(22)=横浜M=の合流を喜んだ。

仲の良い先輩と、フランスで再会を果たす。南部のプロバンス地方の田舎町で行われた練習。ここ数日とは異なり、曇り空で過ごしやすい気候の中で、MF三戸はランニングなどを行った。

「本当にうれしいですね。しかも、それが朝日さんっていうのがさらにうれしい。結構、特別感があります」

ドリブルが武器のアタッカーに、うれしい知らせがあった。JFAアカデミー福島の1学年先輩で、寮では同部屋にもなるなど中学1年から6年間、同じ場所で研鑽(けんさん)を積んできたMF植中がバックアップメンバーとしてチームに合流することが18日に発表された。

パリ五輪のバックアップメンバーの運用が大きく変更されたことによる。一度入れ替わった登録選手が復帰することが可能になった。また、疲労やメンタルの不調でも交代が可能になるなどルールが大きく緩和され、実質的には東京五輪と同じく22人の中から、試合ごとに登録する18人を選べることになった。

それに伴い、日本協会は所属クラブで待機していたバックアップメンバー4人の帯同を発表。MF佐野航大(NEC)はクラブとの交渉が難航したため、代わってMF植中が登録されることになった。「朝日さんが入ったと知ったときには連絡をしました」。三戸は、20日のJ1リーグ戦を終えた後、21日にチームに合流してくる先輩を心待ちにした。

「こういうしっかりとした大会で一緒に戦うのはそれ(JFAアカデミー福島時代)以来」と三戸。フランスのピッチで同窓の2人が躍動する。