世代屈指の好投手、広陵・高尾響が今大会初登板 8人を無安打に抑える【全国高校野球選手権広島大会3回戦】広陵5―0観音 7月19日

AI要約

広陵の高尾響が夏の好投手として登板し、無安打に抑えるも自己評価は控えめ。

山口大樹の好投もあり、広陵は「完全試合」を継続。高尾は冷静なピッチングで結果を出す。

ライバル勢が去る中、高校最後の夏に向けて自己改善に努める右腕。平常心で戦う姿勢を貫く。

世代屈指の好投手、広陵・高尾響が今大会初登板 8人を無安打に抑える【全国高校野球選手権広島大会3回戦】広陵5―0観音 7月19日

 【全国高校野球選手権広島大会3回戦 広陵5―0観音(19日)】

 世代屈指の好投手、広陵の高尾響の夏が始まった。七回から3番手として今大会初登板。2回2/3、打者8人を無安打に抑えたが「まだ最高の状態でないので、そこそこいい状態」。調子を尻上がりに上げていく。

 この日、先発した山口大樹の12奪三振の好投もあり、「完全試合」継続中の七回からマウンドへ。「山口に負けられない」と気合を注入。全22球のうちほとんどが直球で「三振より、打たせて取ることを確かめたかった」と冷静だった。

 昨夏の同選手権で敗れた慶応(神奈川)など、全国のライバル勢が相次いで大会を去っている。1年からマウンドに立つ右腕は「自分の課題である立ち上がりの投球を見直してきた。おととし、去年と悔しい思いをしているだけに、一戦一戦、先を見ずに目の前の相手を考えるだけ」。平常心で高校最後の夏に挑む。