桐光学園、東海大相模、慶応などが5回戦へ 夏の高校野球神奈川大会

AI要約

神奈川大会の第106回全国高校野球選手権は4試合が行われ、桐光学園や相洋などが勝利し、強豪校が5回戦に進出した。

桐光学園は川和を破り、エースが直撃を受けながらも八回まで登板し、勝利を決めた。

野呂雅之監督は選手の気合と姿勢を称賛し、法橋の活躍も光った。

桐光学園、東海大相模、慶応などが5回戦へ 夏の高校野球神奈川大会

夏の甲子園出場をかけた第106回全国高校野球選手権神奈川大会(県高野連など主催)は17日、前日の雨天で中止や継続試合となった4回戦5試合が行われた。相洋が3点差から巻き返してタイブレークで勝利したほか、桐光学園や東海大相模、慶応などの強豪校も5回戦に駒を進めた。

■打球直撃のエースが八回まで登板

サーティーフォー保土ケ谷球場では前日の降雨で五回終了時点で中断した桐光学園と川和の試合が行われ、桐光学園が七回に2番・中村の犠飛で先制するなど終盤に得点を重ね、4-1で勝利した。

前日の五回までは両チームが毎回走者を出すもののあと1本が出ず、無得点が続いていた。試合再開後に均衡を破ったのは桐光学園。七回、1死一塁で9番・鈴木が捕手の前に落とす犠打で野選を誘ってチャンスを広げる。

1番・矢竹がユニホームの袖を掠める投球を受けてアピールし、死球を勝ち取ると1死満塁に。続く中村が右犠飛を放ち、待望の先制点を挙げた。野呂雅之監督は「何が何でもという姿勢を望んでいた。今までにない気合を選手に感じていた」と振り返った。

八回には、1死満塁で8番・法橋がスクイズに失敗し、2死二、三塁となるも、名誉挽回の右適時三塁打を放ち勝利を決定づけた。エースの法橋は前日の五回に左すねに打球が直撃したが、八回途中までマウンドに立ち、継投で川和の反撃を抑えた。「痛みはあったが影響はなかった」と振り返った。(高木克聡)