阪神・桐敷拓馬、イニングまたぎで3奪三振無失点 先輩のリフレッシュにも貢献

AI要約

阪神の桐敷投手が直球と変化球で巨人打線を封じ、2-0での勝利に貢献した。

桐敷投手は冷静な判断力を発揮し、石井、吉川、ヘルナンデス、岡本和を連続三振に斬り、無失点で好投を見せた。

岡田監督も桐敷投手の活躍を称賛し、岩崎を登板させる予定はなかったことを明かした。

阪神・桐敷拓馬、イニングまたぎで3奪三振無失点 先輩のリフレッシュにも貢献

(セ・リーグ、巨人0-2阪神、13回戦、6勝6敗1分、15日、東京D)狙ったコースにズバッと決め、キレキレの直球と変化球でG打線を寄せ付けなかった。チーム最多39試合目の登板となった阪神・桐敷がイニングまたぎの力投で先輩の〝休養日〟も確保し、岡田監督のチームマネジメントも助ける働きぶりで勝利に貢献した。

「(2イニング目は)打順も上位だったので、本当に一発ある打線で調子もいい。そこは意識してやっていました。本当に(ストライクゾーンを)広く広くと意識していました」

冷静な判断力も発揮し、1回⅓を投げて無安打無失点、18球で3奪三振と圧倒して胸を張った。2-0の七回2死一塁で2番手の石井からバトンを受け取り、この日2安打だった丸は外角の149キロ直球で見逃し三振に仕留めた。続く八回もマウンドに上がり、吉川はフォークで投ゴロ、ヘルナンデスも低めのフォーク、続く岡本和は外角高めの147キロ直球で2者連続空振り三振に片付けた。

23ホールド目を挙げた左腕について、岡田監督も「ずっといいし、今日は特に良かったな」と絶賛し、ベンチ入りしていた岩崎を登板させる考えはなかったことを明かした。「もう今日はなあ。明日(16日)は才木と岩崎の2人でいけんかなあと思っていたけど」。チーム2位の37試合に登板している〝ダブルストッパー〟の一角、岩崎はブルペン陣の精神的支柱でもある。桐敷も先輩のリフレッシュに一役買い、16日の巨人戦(東京ドーム)は代わりに登板なしの予定だ。自らの持ち場で役割をこなし、存在感を高め続ける。(新里公章)