西武台千葉、同地区ライバル対決制す エース小倉、縦スラ交え8奪三振

AI要約

西武台千葉が市柏を下し、エースの小倉隼人が活躍した。

小倉は8三振を奪い、最後までマウンドを守り抜いた。

春県大会初戦敗退から立ち直り、小倉はチームを牽引している。

西武台千葉、同地区ライバル対決制す エース小倉、縦スラ交え8奪三振

 ▽3回戦(柏の葉)

市柏

000101002―4

01000204×―7

西武台千葉

 第4地区のライバル対決を制したのは西武台千葉だった。立役者となったのはエースの小倉隼人。Bシード市柏に10安打を許しながら8三振を奪い、最後までマウンドを守り抜いた。

 九回は2点を返され、なお2死一、三塁。4打席目まで完璧に抑え込んでいた相手主砲の佐々木凜都と対峙(たいじ)した。「きっちり仕留めてチームを勝たせる」。この日の116球目で一ゴロに打ち取り、拳を握った。

 左腕から繰り出される直球は制球ミスなく捕手のミットまで届く。加えて、直球と同じ軌道から鋭く縦に落ちるスライダーが抜群だった。「カーブ以外にもう1球種ほしかった」と前チームのエース実松伶鳳さんから握りを教わり、試行錯誤しながら勝負球に仕上げたボール。効果的に交えて的を絞らせず、応援に駆け付けた先輩の目の前で「成長した姿を見せられた」と胸を張った。

 春県大会は初戦敗退で「この夏のために頑張ってきた」と小倉。木更津総合と激突する4回戦も制し、長い夏にするつもりだ。