報徳学園が7回コールドで3回戦突破 先発・間木歩は4回無失点の好投/兵庫

AI要約

報徳学園が姫路工を7-0で破り、3回戦を突破。

間木歩投手が好投し、打線も7得点を挙げる活躍。

大角健二監督は粘りの野球を掲げ、チームの姿勢を称賛。

報徳学園が7回コールドで3回戦突破 先発・間木歩は4回無失点の好投/兵庫

<高校野球兵庫大会:報徳学園7-0姫路工>◇15日◇3回戦◇ベイコム

 センバツ2年連続準優勝の報徳学園が7回コールドの快勝で3回戦を突破した。

 4月のU18日本代表候補強化合宿に参加した間木歩(まき・あゆむ)投手(3年)が先発。今夏の予選初登板で「力みが出て、球が浮いてしまった」と振り返ったが、4回3安打無四球無失点6奪三振の好投で試合をつくった。「点を取られないピッチャー」を意識して4回戦以降も臨む。

 打線は1回1死満塁から橋本友樹(ともき)内野手(2年)が、走者一掃の中越え3点適時二塁打を放ち先制。3回と4回にも2点ずつ入れ計7得点。終始主導権を握りながら試合を進めた。

 間木は今大会から背番号が「1」から「10」に。「最初は本当に悔しかったが、それ以上にチームを勝ちに導くピッチングができたらいいなと割り切っているので、この夏はこの背番号で自分の仕事ができたら」と前を向いた。主将も2人制から1人制に戻り、福留希空(ふくとめ・とあ)外野手(3年)が務め、間木は投手専念。「ピッチングで結果を出さないといけない立場になったので、前よりプレッシャーは大きい」と明かした。

 初戦で先発した今朝丸裕喜(けさまる・ゆうき)投手(3年)は登板せず、ベンチから試合を見守った。「(見ていて)安心するピッチャー」と2本柱を形成する間木について話した。

 大角健二監督(44)も間木について「どんな状況でもゲームを作れる対応力はさすが」と評価した。今後について「まずは兵庫県内で勝ち抜くことにこだわって、9回終わったときに相手より1点を多く取っているという、粘りの野球をしたい」と謙虚な姿勢だ。