【ボートレース】賞金ランクトップ毒島誠2度目の全国制覇「群馬県はすき焼き県」/津BR

AI要約

毒島はSG8冠、G1優勝16度を誇る実力派選手だが、特別戦の優勝1枠は昨年以来。最終日は緊張感に包まれ、コンマ04のトップスタートで優勝を果たす。

3年前の丸亀大会で伝説的な走りを見せた毒島は、今回も日に日に力強さを増し、素晴らしい走りを披露。優勝への意気込みも高い。

群馬県出身の毒島は、群馬の魅力について語り、ボート界でも好調な支部を象徴する存在となっている。

【ボートレース】賞金ランクトップ毒島誠2度目の全国制覇「群馬県はすき焼き県」/津BR

<津ボート:全国ボートレース甲子園>◇G2◇最終日◇15日

 SG8冠、G1優勝16度と輝かしい戦歴を誇る毒島だが、特別戦の優勝戦1枠は昨年3月の大村G1周年(優勝)以来。

 それもあって、最終日は朝から緊張感に包まれた。それでも、いざ本番となれば平然としたもの。「スタート展示より少し早く仕掛けた分、様子を見ました」と言いつつ、コンマ04のトップスタートを決めると、他艇はもはやなすすべはなかった。「3番(豊田健士郎)が展示から伸びてたしドキドキしたけど、冷静に1Mを回ることができました」。上がりタイムは今節最高の1分48秒4。これについては「しっかり走れば47秒台が出たかな」とちょっぴり悔しげだった。

 3年前の丸亀大会では、伝説とうたわれた64号機をパートナーに圧倒的な内容で優勝。今回は日に日に力強さを引き出して栄冠に結びつけた。「丸亀のときは怪物バッテリー。今回は優秀で素直なバッテリーでしたね」と、快走をアシストした女房役をたたえた。

 3月のSGクラシック(戸田)に続いて、今年2度目の特別戦V。24年も折り返しにさしかかり、さらにペースを上げていく。「(年末の住之江)グランプリに向けて、しっかり準備を整えていきたいですね」。高校球児さながらの爽やかな笑顔で、今後の意気込みを口にした。【工藤浩伸】

 今大会で4度目の甲子園出場となる毒島誠が、春のセンバツで優勝した健大高崎に続いて、群馬県に深紅の大優勝旗を持ち帰った。そんな毒島に群馬県の魅力を聞いてみた。「温泉があって、いいところがたくさんありますね。それに冬場はすき焼き県なので、すき焼きがおいしいです」。今年のボート界は、毒島のクラシック制覇から始まり、土屋智則のグラチャン優勝と群馬支部が絶好調。毒島も「いいムードだと思います」と支部全体が充実感に満ちあふれる。もしかしたら、温泉とすき焼きパワーのおかげかも。読者の皆さまも群馬県を観光するときはぜひ!【古村亮】