筑波大MF・竹内崇人、チーム救ったスーパーゴール 「ボールを止めた瞬間にゴールが見えた」【関東大学サッカー】

AI要約

筑波大が日大を4―1で下し、首位に迫る好勝利を収めた。

竹内崇人のスーパーゴールが試合を決定付け、チームにエネルギーを与えた。

竹内は活躍を誇り、チームの勝利に大きく貢献した。

筑波大MF・竹内崇人、チーム救ったスーパーゴール 「ボールを止めた瞬間にゴールが見えた」【関東大学サッカー】

 第98回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は13日、第10節の6試合を行った。2位の筑波大は東京都稲城市の日大アスレティックパーク稲城サッカー場で日大と対戦し、4―1で勝った。前半のうちに3点を奪取。後半に入って1点を返されたが、加点して突き放した。首位明大が引き分けたため、両チームの勝ち点差は1に縮まった。

 ハードスケジュールのチームをスーパーゴールで救った。0―0で迎えた前半21分、相手のミスパスをしっかりとボールコントロールしたMF竹内崇人(たかと、4年・広島ユース)がハーフウェーラインの手前から右足を一閃(いっせん)。前方に出てきていた日大GKは正確に放たれた一撃をただ見送るしかなかった。

 圧巻のロングシュートで会場を沸かせた左サイドハーフは、「(GKが)高い位置をとるのは試合の前からわかっていました。ボールを止めた瞬間にゴールが見えて、うまく蹴ることができました」と振り返った。

 筑波大は日程的にハンディを抱えていた。10日に行われた柏との天皇杯3回戦で延長120分間の激闘。惜しくも敗れたため、精神的な疲労も大きかったが、鮮やかな先制パンチがチームにエネルギーを与えた。

 今季初得点を挙げた竹内は同41分に左足で価値ある追加点も決め、さらに同44分にはチームの3点目をアシストした。右足や右手の故障に見舞われ、リーグ戦では開幕戦以来のスタメンだったが、大車輪の活躍。誰よりも意気込んでこの一戦に臨んでいた背番号8は、「なかなか(試合の)最初から出られていない中で、結果を残したいという風に強く思っていました。チームを勝たせるゴールを決めることができて、すごくうれしいです」と喜色満面だった。

 首位明大が3戦連続ドローと足踏みを続け、勝ち点1差に迫った。「チームとしての目標なので、気を引き締めて、一戦一戦、勝ち点3を積み上げていきたいと思います」とリーグ2連覇に向け、気合がさらに入った。