祝・結婚発表!人気ジョッキー藤田菜七子「デビュー直前に本誌へ語っていた」意外な苦悩と憧れの人物

AI要約

競馬界が祝福の声で溢れている。人気ジョッキー藤田菜七子(26)が結婚を発表した。お相手はJRA職員の男性で、共通の趣味であるゲームを通じて交際を始め、穏やかな性格に惹かれ結婚を決めた。

16年ぶりのJRA女性騎手として注目を浴び続ける藤田。デビュー前の苦悩や憧れの人物を紹介し、自身の競馬への情熱や努力を語っている。

結婚を機に、今後は公私に充実した日々を送ることになる藤田。ジョッキーとしての目標に向かって更なる活躍を期待されている。

祝・結婚発表!人気ジョッキー藤田菜七子「デビュー直前に本誌へ語っていた」意外な苦悩と憧れの人物

競馬界が祝福の声で溢れている。

人気ジョッキー藤田菜七子(26)が7月10日に、結婚を発表したのだ。お相手はJRA(日本中央競馬会)職員の20代男性。共通の趣味であるゲームを通じ昨年秋ごろから交際を始め、男性の穏やかな性格に惹かれ結婚を決めたという。藤田は報道陣の代表取材に応じて、次のようなコメントを発表している。

〈地元(編集部注:茨城県北相馬郡)の友達がたくさん結婚したこともあり自然と『私も結婚したい』という気持ちが芽生えました。結婚をすると決めた時に引退はまったく頭をよぎりませんでした。まだジョッキーとしてもっともっと頑張らなきゃいけないし、成し遂げていないことがたくさんあります〉

16年ぶりのJRA女性騎手として注目を浴び続けてきた藤田。本誌は’16年2月、デビュー直前の彼女を茨城県稲敷郡の「JRA美浦トレーニングセンター」で密着取材していた。記事を再録し、当時語っていた意外な苦悩と憧れの人物を紹介したい(内容は一部修正しています)――。

◆「毛並みがキレイで……」

「は、恥ずかしいです!」

本誌カメラマンが「こっちを向いて笑ってください」とお願いすると、新人騎手の藤田(当時18)は初々しく顔を赤らめた。撮影に慣れていない様子ながら、ジョッキーになった経緯を熱を込めて語る(以下、コメントは藤田)。

「馬に興味を持ったのは、小学6年の時です。家のテレビでたまたま競馬中継をやっていて魅了されました。父親にせがみ、東京競馬場(府中市)へ行って馬を見ると毛並みがキレイで……。『絶対騎手になる』と心に決めました」

だが、中学を卒業して入学した競馬学校は全寮制で男性中心の社会。女性の藤田には苦悩が多かった。

「女性でも、男性と同じメニューをこなさなければなりません。特に筋力トレーニングはツラかったです。20kgのバーベルを担いでのスクワットや、腰を落として横に進むカニ歩き……。決められた時間内で馬を一定の距離走らせる課題では、他の男性生徒ができたのに私だけできなくて、寮で一人悔し泣きしたこともあります」

起床は毎朝5時。休日の月曜日以外は毎日乗馬し、美浦トレーニングセンターで自炊の日々だ。憧れの人物は、1000勝以上あげているニュージーランドの女性騎手リサ・オールプレスだという。

「昨年(’15年)夏に来日したオールプレスさんと話す機会があり、貴重なアドバイスをいただきました。『体重の軽い女性が馬上で体勢を保つためには、脚の筋肉をつけることが大切』と。彼女の助言で、ツラい筋トレも乗り越えられたんです」

最後に「毎日いっぱいいっぱいでバレンタインデーに(師匠の)根本(康広)先生にチョコレート渡すのを忘れちゃった」と笑顔を見せた藤田。結婚を機に、今後は公私に充実した日々を送ることになる。