トヨタが時間延長のFP2でフェラーリ勢を抑えて1-2。LMGT3ではレクサスが首位に/WECサンパウロ

AI要約

TOYOTA GAZOO Racingの8号車が初日最速タイムを記録

各車のタイムや順位が発表される

次のセッションの情報も記載

トヨタが時間延長のFP2でフェラーリ勢を抑えて1-2。LMGT3ではレクサスが首位に/WECサンパウロ

 7月12日、ブラジルのインテルラゴス・サーキット(正式名称:アウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ)で2024年WEC世界耐久選手権第5戦『サンパウロ6時間』のフリープラクティス2が行われ、TOYOTA GAZOO Racingの8号車トヨタGR010ハイブリッドと姉妹車7号車GR010ハイブリッドがワン・ツーを記録。このうち、セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組8号車が初日最速タイムをマークしている。

 2014年以来、10年ぶりのブラジル・ラウンドを迎えているWEC。走行初日となった12日金曜は各90分、計2回のプラクティスが行われる予定だったが、午前中に行われた1回目(FP1)が78号車レクサスRC F GT3(アコーディスASPチーム)のクラッシュによって43分早く切り上げられたため、現地14時30分から開始されたFP2の走行時間が45分追加されることとなった。

 そのFP2ではセッション開始から30分が過ぎたころ、ブエミ駆る8号車トヨタが1分25秒727をマーク。午前中に93号車プジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)が記録した1分26秒341を上回るとともに、この日の最速タイムとなった。2番手につけた7号車トヨタはセッション終盤に小林可夢偉が1分25秒760を記録し、100分の1秒差で51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ)を退けている。

 51号車の背後には、今季のル・マンウイナーとなったアントニオ・フォコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組50号車499Pが続き、フェラーリが3、4番手に。両者のタイム差はわずか0.006秒だった。

 ドライバー2名体制での参戦となる2号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・レーシング)は、アレックス・リンが1分25秒869というタイムを刻み5番手に入った。ハーツ・チーム・JOTAの12号車と同38号車ポルシェ963が6、7番手。ここまでが1分25秒台のタイムを残した。FP1の最速車となった93号車プジョーは、20号車BMW MハイブリッドV8(BMW MチームWRT)に次ぐ11番手で2回目のセッションを終えている。

 LMGT3では、姉妹車78号車レクサスが今週末のレースから撤退することが決まるなか、木村武史/エステバン・マッソン/ホセ-マリア・ロペス組87号車レクサスRC F GT3が、後続をコンマ3秒以上引き離す1分35秒725というタイムでクラス首位に立った。

 2番手は60号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2(アイアン・リンクス)。1分26秒201で3番手につけた55号車フェラーリ296 GT3(ビスタAFコルセ)から0.002秒で小泉洋史組82号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R(TFスポーツ)が続き、27号車アストンマーティン・バンテージAMR GT3(ハート・オブ・レーシングチーム)が5番手に。

 6番手以下は佐藤万璃音組95号車マクラーレン720S GT3エボ(ユナイテッド・オートスポーツ)、92号車ポルシェ911 GT3 R(マンタイEMA)、77号車フォード・マスタングGT3(プロトン・コンペティション)が続いた結果、BMWを除く8つのGT3メーカーのマシンがトップ8に並ぶこととなっている。

 WECサンパウロの次のセッションは、13日土曜10時30分(日本時間22時30分)から開始される60分間のFP3だ。

[オートスポーツweb 2024年07月13日]