「俺の方が頑張るわ」 ソフトバンクの育成24歳、トレード移籍した同級生の活躍を刺激に変えて

AI要約

ソフトバンクの育成2年目、西尾歩真内野手がチームを離れた仲間からの刺激を受け、新天地での活躍を誓う

西歩真は2軍でバットを振り込み、ウエスタン・オリックス3連戦に向けて全力を尽くす意気込みを見せる

野村大からバッティンググローブを譲り受けた西歩真は、さらなる活躍を誓う

「俺の方が頑張るわ」 ソフトバンクの育成24歳、トレード移籍した同級生の活躍を刺激に変えて

 ソフトバンクの育成2年目、西尾歩真内野手(24)がチームを離れた同学年の仲間からもらった刺激を胸に、活躍を誓った。

 西武にトレード移籍した野村大樹内野手(23)は、そろって食事にも出かけるほどの仲良しだった。新天地で活躍する姿に刺激を受けながら「思い切ってやるだけ」と強調した。自身は8日から2軍に参加しており、12日は福岡県筑後市のファーム施設でバットを振り込んだ。「どんどんアピールして、全力を尽くす」。13日からのウエスタン・オリックス3連戦(タマスタ筑後)に臨む。

 ルーキーイヤーの昨季は70試合に出場し、打率2割2分8厘。しかし、今季はウエスタンで17試合の出場にとどまり、打率は2割6分7厘。3軍でプレーすることが多く、悔しい思いもあるが「試合に出させてもらえるチャンスは限られている。そこに全力を出す」と意気込む。

 ファーム非公式戦では55試合で打率3割3分8厘。出塁率は4割5分9厘を記録する。「真っすぐをしっかり打ち返すように。また、2ストライクから三振せず、いかに前に飛ばすかを意識した」。打席で球をのぞき込む癖があったが、体をしっかり起こすことも心がけてきたという。

 仲良しの野村大からはバッティンググローブを譲り受けたこともあり、練習や試合で活用しているという。西武への移籍が決まった時は「悲しかった。『お互い頑張ろう』と言われたけど『俺の方が頑張るわ』と伝えた」と振り返り、さらなる活躍を誓った。(浜口妙華)

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