西武・野村大樹、天国から地獄〝踏み忘れ〟で投ゴロ「審判さんの判断が全て」

AI要約

西武と日本ハムの試合で、移籍初の安打が取り消された野村大樹内野手の苦しい体験

野村は自ら不満を述べつつも、判定が覆ることはなかったことを受け入れる

移籍後は打撃が振るわず、自らを奮い立たせるために切り替えを図る

西武・野村大樹、天国から地獄〝踏み忘れ〟で投ゴロ「審判さんの判断が全て」

(パ・リーグ、西武1-4日本ハム=延長十回、10回戦、日本ハム5勝4敗1分、9日、ベルーナD)天国から地獄に突き落とされた。ソフトバンクからトレードで西武に移籍した野村大樹内野手(23)が五回に右中間を破る二塁打を放ったと思われたが、日本ハム側は野村の右足が一塁ベースを空過しているとのアピールプレーで山崎が一塁へ投げ、一塁球審もアウトを宣告。安打は取り消され、記録は「投ゴロ」となった。

「僕的には踏んでいるんですけど、審判さんの判断が全てなので。『抜けてくれー』と打球を見過ぎた感じがあって、(一塁ベースを)踏んだのは踏んだけど甘かったというか…」

移籍初安打を祝して記念球がベンチに戻ってきていただけに、何とも罰が悪かった。渡辺監督代行のリクエストによるリプレー検証の間、二塁ベース上で東京・早実高で1学年先輩の清宮から「踏んだっしょ?」と声を掛けられると、「踏んでます、さすがに」と返答。しかし、判定が覆ることはなかった。

同点で迎えた次打席、七回1死一、三塁でも一邪飛。これで移籍後は7打数無安打。「完全に僕のバッティングの力量のなさ。今日のことを糧にして、切り替えてやるしかない」と自らに言い聞かせた。(東山貴実)

◆五回の野村大の〝踏み忘れ〟判定に関して、念のためリクエストした西武・渡辺監督代行 「あれ(判定)は間違いない。一塁塁審は見ているもんね、絶対に」