ドジャース・大谷翔平が4年連続で「ベストMLBプレーヤー賞」を受賞

AI要約

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手が、ESPY賞の「ベストMLBプレーヤー賞」を4度目受賞し、最多受賞記録を更新。

大谷は昨シーズンに打率・304、44本塁打、95打点の成績を残し、ア・リーグMVPも受賞。記録的な活躍を続けている。

大谷は、フィリーズ戦でも2安打1打点1盗塁を決めるなど、リーダーシップを発揮してチームを牽引している。

ドジャース・大谷翔平が4年連続で「ベストMLBプレーヤー賞」を受賞

【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)10日(日本時間11日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手(30)が、米スポーツ専門局ESPNの年間表彰「ESPY賞」の「ベストMLBプレーヤー賞」を受賞した。4度目受賞はバリー・ボンズ、アルバート・プホルスに並び最多で4年連続は初。大谷はフィリーズ戦に「1番・DH」で出場し、2安打1打点1盗塁。チームは3―4で敗れ、3連敗。

「米スポーツ界のアカデミー賞」と称されるESPY賞で今年も大谷が栄誉に輝いた。4度目の「ベストMLBプレーヤー賞」に選ばれ、メジャー最多通算762本塁打のバリー・ボンズ、打率3割、30本塁打、100打点以上を10年連続で達成したアルバート・プホルスに並び最多受賞。4年連続の受賞は史上初の快挙だ。

1993年に創設された伝統ある表彰で、昨季の成績が対象。ナ・リーグMVP(最優秀選手賞)のアクーニャ(ブレーブス)、ア・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)のコール(ヤンキース)、ワールドシリーズ制覇に貢献したシーガー(レンジャーズ)を抑えての受賞となった。

エンゼルスに所属した大谷は野手として日本選手初の本塁打王を獲得するなど打率・304、44本、95打点。投手では10勝5敗、防御率3・14の成績で、2度目のア・リーグMVPを受賞。同一シーズンで10勝&40本塁打を放ったのはメジャー史上初だった。

称号にふさわしい活躍をこの日も見せた。一回に初球を捉え、強烈なライナー性の右前打を放つと、2死から今季22盗塁目となる二盗に成功。4試合連続盗塁はイチロー、松井稼頭央に並ぶ日本選手最長記録で、球団では通算480盗塁を誇るクロフォード以来、10年ぶりの記録だ。1―2の五回には1死一、三塁で中前へ一時同点打を放ち、3試合ぶりの複数安打をマーク。故障者により戦力が低下したチームを牽引(けんいん)している。

11日午後8時(日本時間12日午前9時)に始まる米放送局ABCの番組内でESPY「最優秀男性アスリート賞」が発表される。大谷は22年以来となるノミネート。ESPNは「大谷の驚異的なシーズンに疑問の余地はほとんどなかった。MVPを満場一致で複数回受賞した初の選手」と紹介した。ほかに、プロフットボールNFLでスーパーボウル2連覇を果たしたチーフスのQBマホームズらが候補となっている。メジャーリーガーが2度目の受賞となれば、大谷が史上初となる。