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バレー部引退、応援団長に就任 千葉・京葉の栗原さん「俺らの分も」
雨の中、バレーボール部出身の栗原望さんが応援団長として15人の京葉選手を率い、100人の応援団が声援を送った。
栗原さんは前日テスト後に独自に応援練習を重ね、大きな声援を送った。その声が選手たちに力を与えたが、学校では大声で話しかける癖に苦笑いされることも。
栗原さんは悔しい引退のバレーボール部の結果に代わり、野球部を全力で応援。チームに勝利を届けてほしいと願っている。
![バレー部引退、応援団長に就任 千葉・京葉の栗原さん「俺らの分も」](/img/article/20240711/668f844b5b6d5.jpg)
(11日、全国高校野球選手権千葉大会2回戦、京葉0―10木更津総合=5回コールド)
しとしとと雨が降り続く中、バレーボール仕込みのエールが響いた。
京葉の選手は15人。スタンドには他の部活動の有志約100人が応援にかけつけた。中心にはバレー部を引退した栗原望さん(3年)がいた。
栗原さんは前日、テスト返却の後、応援団長を引き受けた。バレーでは周りを見て指示を出すリベロだった。声の大きさには定評があった。帰宅後、エール交換のせりふや応援歌の歌詞を手に、ひとりで練習を重ねた。
声はグラウンドの選手にも届いた。先発投手で同じクラスの赤羽由宇(3年)は「教室と同じで声がでかく、力をもらえた」。ただ、授業中に大きな声で話しかけてくることがあり、「それは本当にやめてほしい」と苦笑い。
バレー部は接戦で負け、悔しい引退だった。「俺らの分も頑張ってという思いで応援した。来年は勝ってほしい」=袖ケ浦(マハール有仁州)