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常勝軍団が“打っても勝てない”異常事態 ドジャース月間防御率『7.20』で30球団ワースト
ドジャースは強力な打線を誇りながらも、投手陣の不調が続いており、3連敗を喫している
チームは打撃面では30球団の中で上位に位置し、常勝軍団の名に恥じない成績を残している
一方で投手陣は29位の防御率や多くの主力投手の故障など課題が多く、チームの負け越しも懸念されている
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現地10日のフィリーズ戦に敗れ、3連敗を喫したドジャース。メジャーきっての常勝軍団に“異常事態”が起きています。
ドジャースと言えば注目されるのが、強力打線と言われるバッティング。現在は負傷によりムーキー・ベッツ選手を欠いていますが、1番:ベッツ、2番:大谷翔平、3番:フリーマンの並びは『MVPトリオ』と呼ばれ、脅威となっていました。
ここまでのシーズン通しても、チームの打撃成績は30球団の中で、
・得点 3位(462)
・安打数 6位(809)
・2塁打 3位(171)
・HR 3位(125)
・打点 3位(447)
・四球 2位(356)
・打率 5位(.255)
・出塁率 1位(.334)
・長打率 2位(.437)
・OPS 2位(.771)
という成績を残し、常勝軍団の名に違わぬ強さを見せています。
一方で投手陣の成績を見ると、チーム防御率は30球団中29位(4.63)。貯金『17』のチームとしては、決して良い数値とは言えません。
とりわけ7月の防御率では7.20とメジャーワーストをマーク。WHIP:1.59(1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値)もワースト、被打率でも.289で下から2番目の成績となっています。
現在ドジャースは、2023年に肩の手術をしたクレイトン・カーショウ投手や山本由伸投手、エース右腕のタイラー・グラスノー投手など先発投手陣をはじめ、マイケル・グローブ投手やジョー・ケリー投手など、多くの投手が故障者リスト入り。
今季2ケタ失点を喫したのは5試合ですが、そのうち3試合が6月30日以降の9試合に固まっていることからも、主力投手離脱の影響は大きそうです。