【ラグビー】日本代表・斎藤直人、フランス1部のトゥールーズと契約「アグレッシブにプレーしたい」

AI要約

ラグビー日本代表SHの斎藤直人が、欧州最強クラブトゥールーズ入りを発表。

斎藤は海外でプレーすることを目標に掲げ、トゥールーズ入りを決意。

契約締結後は、欧州でのプレーを通じて成長し、今後の可能性を広げる考え。

【ラグビー】日本代表・斎藤直人、フランス1部のトゥールーズと契約「アグレッシブにプレーしたい」

 ラグビー日本代表SHで前東京SGの斎藤直人(27)の、欧州最強クラブ・フランス1部トゥールーズ入りが10日、発表された。

 「海外でプレーすることは小さい頃からの目標だった」。

 斎藤は移籍決定について、落ち着いた表情でコメントした。昨年のW杯を経験して、より厳しい環境でプレーしたいと昨季終了後に東京SGを退団。代理人を通じて欧州クラブとの契約を模索し、フランスの複数のクラブと交渉。世界最高のSHと呼ばれるデュポンをはじめ昨年のW杯でフランス代表10人を送り出した強豪トゥールーズとの契約が決まった。

 「キックを使ったゲームメークを身に付けるためには、南半球よりも欧州でプレーする方が良いと思った。欧州王者のトゥールーズには多くのタレントがいて、学ぶべきことが多い。多くの人のサポートで契約できたことに感謝している」と話す一方「行く以上は9番(SH)の一番手を狙うつもり。アグレッシブにプレーしたい」と抱負を明かした。

 日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチには契約が決まった時点で報告し「おめでとう」と祝福されたという。契約は1年だが、斎藤は「個人的にはできる限り海外でプレーしたいと思っている」と、来季以降はトゥールーズでの契約延長だけでなく欧州内での移籍も視野に入れているようだ。

 斎藤は桐蔭学園高から早大に進み、2019年度の大学選手権に優勝。東京SG入りした20年に初めて日本代表に選ばれ、昨年のW杯では全4試合に出場するなど日本代表キャップ20を持つ。