【体操】初出場・岡慎之助が個人総合『金』で日本勢4連覇 橋本大輝はあん馬の落下が響き6位でメダル逃す

AI要約

岡選手が金メダルを獲得し、橋本選手は五輪連覇を逃す結果となった。

橋本選手はゆかで優れた演技を披露し、岡選手も素晴らしいパフォーマンスで競技を進めた。

橋本選手と張選手が後退し、岡選手は首位を守った。

【体操】初出場・岡慎之助が個人総合『金』で日本勢4連覇 橋本大輝はあん馬の落下が響き6位でメダル逃す

◇パリオリンピック2024 体操男子個人総合決勝(大会6日目=日本時間1日、ベルシー・アリーナ)

予選2位通過の岡選手選手は初出場ながら金メダルを獲得。連覇を目指した橋本大輝選手は、あん馬での落下が響き6位と、五輪連覇を逃しました。

1種目めのゆか。橋本選手は最初のG難度『リ・ジョンソン』は小さく2歩動きますが、続く抱え込みルドルフはピタリと止め、冒頭の高難度技をまとめます。最後の後方3回ひねりは狙い澄ました着地で1歩も動かず、ガッツポーズを見せました。得点は14.633をマーク。

岡慎之助選手は最初の伸身月面宙返りを1歩に抑え、3節目の抱え込みルドルフの着地を止めると、演技中盤には旋回技や、柔軟性と力強さを兼ね備えた『マンナ~伸肘倒立』で会場を沸かせます。ほとんど着地が動かない素晴らしい演技で14.566をマークしました。

予選1位で橋本選手のライバル・中国の張博恒選手は、後方3回半ひねり~前方半ひねりで高さが足りず、両手と頭を地面に着いてしまうミス。13.233と最初の種目からブレーキとなりました。

1種目を終えて橋本選手は3位タイ、岡選手は5位、張選手は20位でのスタートとなりました。

2種目めのあん馬。橋本選手は演技冒頭の『アイヒホルン』、『シュピンデル』を落ち着いて決めましたが、続く交差系の技である『リーニン』で落下。その後は演技をまとめましたが、痛いミスが出て、12.966と大ブレーキになってしまいました。

岡慎之助選手はF難度の『ブスナリ』を決めると、その後もゆったりとした開脚旋回で最後まで通しきり14.500をマーク。

橋本選手は15位に後退、岡選手は暫定首位に立ち、張選手は16位となりました。

3種目めのつり輪。橋本選手は冒頭2つの中水平を力強く決めると、最後の抱え込みルドルフ下りは着地は両足で1歩にまとめます。しかし想定の難度認定がなされず13.400と伸び悩み。採点の確認を求める“インクワイアリー”を出しますが、得点は覆りませんでした。

岡選手は冒頭3つの力技を決めると、最後のF難度『伸身ルドルフ下り』の着地を両足1歩に抑えました。しかし岡選手も想定の難度認定がなされず、得点は13.666。インクワイアリーを出した結果、予定通りのDスコアが認定され、得点を13.866としました。

岡選手は首位をキープ。つり輪で得点を伸ばした張選手は16位から5位まで浮上。橋本選手は18位に順位を落としました。