五輪=児童暴行前科のオランダ代表選出、IOCは「関与せず」

AI要約

オランダのビーチバレー代表選手が児童を強姦した罪で服役した過去があり、パリ五輪の代表メンバーに選出された件について、IOCはその決定に関与していないと発表。

選手は2014年に12歳の少女を暴行した罪で刑務所に収監され、ビーチバレー競技に復帰後に五輪代表に選出。一部からは反発がある。

IOC広報担当者は、各国のオリンピック委員会がチームメンバー選定に責任を持つと説明。

五輪=児童暴行前科のオランダ代表選出、IOCは「関与せず」

[ベルリン 8日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は、児童を強姦した罪で服役したオランダの選手がパリ五輪の代表メンバーに選出されたことについて、その決定に関与していないと述べた。

渦中の人物はオランダのビーチバレー代表であるスティーブン・ファン・デ・ベルデ選手。19歳だった2014年に12歳の少女を暴行した罪で英国で懲役4年の判決を受け、一部服役後にオランダに移送された。

ファン・デ・ベルデ選手は17年からビーチバレー競技に復帰し、先月にオランダの五輪代表メンバーに選出された。これに対し、一部のアスリートや女性擁護団体などが反発している。

IOC広報担当者はこの問題について「競技の資格認定後の個々のチームメンバー選定は各国のオリンピック委員会が単独で責任を負う」と説明した。