【阪神】〝魔の火曜〟に苦しんだ村上頌樹は「金曜の男」として輝けるか

AI要約

阪神が広島、DeNAに2カード連続の勝ち越しを決め、3位に浮上。岡田監督も前半戦ラストの重要な戦いを強調。

3週間の変則的な日程で先発ローテーションに影響が出る可能性。村上投手が金曜に登板予定。

昨季MVPの村上投手は好調と比べ伸び悩んでいるが、金曜の登板に意欲を見せる。

【阪神】〝魔の火曜〟に苦しんだ村上頌樹は「金曜の男」として輝けるか

 阪神は広島、DeNAに2カード連続の勝ち越しを決め、3位に浮上。貯金も「2」に増やし、首位・広島に1ゲーム差まで接近した。岡田彰布監督(66)も「オールスターまでの区切りやな。そこでどんだけな、貯金積み重ねられるかやろな」と語っていた通り、前半戦ラストの重要な戦いが続く。

 そんな中、ここから3週間は木曜に試合が開催されない変則的な日程となる。その影響を受けるのがチームを支える先発ローテーションだ。9日からのヤクルト2連戦(甲子園)はこれまでと変わらず、火曜に才木、水曜には大竹が先発する予定。だが、12日の金曜に行われる中日戦(バンテリン)は木曜を担当してきた村上頌樹投手(26)がスライド登板する見込みとなっている。

 村上にとっては中7日&カード初戦での登板となるが「あんま変わりはないんで。いつも通り投げれるようにしていきたいっていうのが一番。でも、カード頭で勝てるようにっていうのは意識してやっていきたい」と平常心で臨む構えだ。

 昨季MVP、そして新人王にも輝いた右腕は開幕当初は火曜のローテで回ってきた。火曜は11試合に登板して2勝5敗と勝ち星に恵まれず、木曜に〝配置転換〟。今季通算でも3勝5敗と黒星が先行しており、10勝6敗、防御率1・75と圧倒的な成績を残した昨季と比べると、少々伸び悩んでいる。

 それでも、金曜はシーズン終了まで毎週試合があり、日程的には調整を変更することなく中6日で登板し続けることが可能だ。さらに、昨季も球宴明けの7月下旬に木曜から金曜に変更されたが、好投を続けて4勝(1敗)をマーク。それだけに今回の登板日変更が吉と出る可能性もある。

〝魔の火曜〟に苦しみ続けた男が「金曜の男」として輝けるのか――。