中日・板山、山本、日本ハム・水谷、阪神・漆原 新天地で活躍する選手に古巣ファンが温かい声援

AI要約

昨年、新天地に移籍した現役ドラフト組や戦力外組が活躍を見せる中、水谷、漆原、板山、山本が注目を集めている。

水谷は高校6年目で1軍デビューし、打率.333、3本塁打、24打点の成績を残し、チームに貢献している。

漆原は0勝3敗ながら防御率2.22で勢いを示し、板山や山本も各々のチームで活躍している。

 昨年、現役ドラフトで新天地に移籍した中日・細川、阪神・大竹らが大活躍を見せたが、今年も現役ドラフト組の日本ハム・水谷、阪神・漆原、戦力外組では中日・板山、山本らが新たなチームで花を咲かせている。

 ソフトバンク時代には1軍出場経験がなかった高卒6年目の日本ハム・水谷だが、阪神との交流戦で12打数8安打の打率・667をマークするなど、ここまで41試合に出場して打率・333、3本塁打、24打点の活躍を見せている。

 オリックスから阪神に移籍した漆原も、ここまで26試合に登板して0勝3敗ながら、防御率2・22。イニングまたぎできるタフさを売りに、自己最多の34試合に登板した2021年を上回る勢いでチームに貢献している。

 戦力外組では阪神から中日に移籍した板山と山本の活躍が目立つ。育成契約から支配下を勝ち取った板山は、6日の広島戦で大瀬良からプロ2本目となるアーチを放ち、7日の同戦ではプロ入り初のサヨナラ打を放つ活躍を見せた。27試合に出場して打率・329、1本塁打、8打点と、得点力不足に悩まされる打線を救っている。

 山本は開幕1軍を勝ち取り、50試合に出場して打率・235、1本塁打、6打点ながら、堅実な守備と要所での右打ちを含む進塁打など、チームに欠かせない存在となっている。

 ファンからは「水谷君こんなにすごい選手だったんだ。ソフトでは出場チャンスがなかったけど、ハムで試合に出てる姿を見られて良かった。これからも活躍祈ってます」「板山選手は中日の水が合ったのかな。いい顔して野球してる」「漆原は貴重な中継ぎ。セ・リーグに向いてる」「山本選手、巨人、阪神でも渋かったけど、中日での働きも渋い!」など、古巣で大きな花を開かせることができず、活躍しなかったことを恨むのでなく、新天地での活躍に惜しみない声援を送るスタンスが目立っている。