マンCで活躍の長谷川唯、なでしこジャパンではより“攻撃的”に「ゴールやアシストで貢献できれば」

AI要約

日本女子代表がパリ五輪に向けて始動し、MF長谷川唯が意気込みを語る。

長谷川は前回のオリンピックに続き2度目の出場で、代表としての役割についてコメント。

チーム全体で一体感を持ち、結果を出すことを目指す長谷川。

マンCで活躍の長谷川唯、なでしこジャパンではより“攻撃的”に「ゴールやアシストで貢献できれば」

 第33回オリンピック競技大会(パリオリンピック2024/パリ五輪)に向けた日本女子代表(なでしこジャパン)が8日に始動。初日の練習後、MF長谷川唯がメディアの取材に応じた。

 なでしこジャパンにとって2大会連続6度目の出場となる今大会はグループCに入り、7月25日(日本時間26日0時)に第1節のスペイン女子代表、同28日(日本時間29日0時)に第2節のブラジル女子代表、同31日(8月1日0時)に第3節のナイジェリア女子代表と対戦。本大会開幕前の7月13日には『MS&ADカップ2024~能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登~』でガーナ女子代表との対戦が予定されている。

 2021年の東京大会に続き、今回が自身2度目のオリンピックとなる長谷川は「2度目ではありますけど、毎回チームや準備の部分が違うので、ワールドカップも似たようなメンバーでしたが、このチームで戦う大会ということですごく楽しみです」と前置きした上で、「特別な大会ですし、小さい頃から目指してきた舞台なので、思い切り楽しんでプレーできたらと思います」と意気込みを示した。

 所属するマンチェスター・シティでは中盤のやや下がり目のポジションを主戦場に2023-24シーズンの公式戦30試合に出場。ウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド女子リーグ)を2位で終え、女子チャンピオンズリーグ(WCL)出場権を獲得したチームで主力として活躍した。長谷川はクラブでのプレーについて「前に行くシーンは少ないですし、ゴールというのも求められてはいないと思います」と語りつつ、代表で求められる役割については次のように言及した。

「代表ではもっと前目の役割を求められていると思うので、ゴールやアシストという形でも貢献できればと思います。周りの選手の特徴に合わせたプレーが得意だと思うので、周りの選手の特徴を最大限活かせるプレーをできたら、自分のプレーも活きると思うので、コミュニケーションだったり相性は気にしながらやっています」

 パリ五輪の初戦まで残された時間は約2週間。「(シーズン終了後に)しっかり体も心も休める時間が長くて、その後しっかり準備してきたので、合宿には良い状態で臨めています。動いた感覚も良かったので、このまま良い状態を保ったまま調整できたらと思います」とコンディション面への手応えを口にした長谷川は、次のように本大会へ向けた意気込みを示した。

「チーム全員で一体感を持って応援されるチームになりたいですし、その上で結果を出せるチームになりたいと思っています。自分自身は大舞台を楽しみ、色々な人に自分のプレーを見てもらい、女子サッカーに興味を持ってもらったり、小さい子供たちがサッカーを始めるきっかけになれたら良いなと思います」