【高校野球】富士宮東、藤田吉希が勝ち越し中越え二塁打…「うまく風に乗ってくれた」

AI要約

富士宮東が磐田北を6-1で破り、藤田吉希が中越え適時二塁打で勝ち越しを決める

藤田吉希はロッテの勝又琉偉から学び、チームの夏初勝利をサポート

新監督の指導の下、富士宮東はまだまだ夏の大会を進める決意を示す

【高校野球】富士宮東、藤田吉希が勝ち越し中越え二塁打…「うまく風に乗ってくれた」

◆第106回全国高校野球選手権 静岡大会▽1回戦 富士宮東6-1磐田北(7日・浜岡)

 双子の兄が貴重な一打だ。同点に追いつかれた直後の4回裏だった。富士宮東の藤田吉希(3年)が、2死二塁から勝ち越しとなる中越え適時二塁打を放った。「右手をこねてしまうクセがあるので、手首を返さないように意識して振った。うまく風に乗ってくれた」。二塁ベース上でガッツポーズを繰り返した。

 オフにはOBで、2つ先輩のロッテ・勝又琉偉内野手(19)が学校で一週間ほど練習した。打撃練習の姿などを目をこらして見つめた。「自分で色々考えながらやっている姿を見て参考になった」。ロッテの商品「コアラのマーチ」の差し入れをもらったのも、力になった。

 今年4月から杉本政紀監督(39)が就任。社会人野球のホンダ鈴鹿で6年間プレーしていた新指揮官に夏初勝利を贈った。この日は七夕で、短冊に願いを込めるとしたら、の質問に藤田吉は「1日でもこのチームでプレーしたい」と、キッパリ。まだまだ夏は、終わらせない。

(塩沢 武士)