巨人『第89代』4番・岡本和真、14号2ランに『第64代』4番の清原和博さん「ひしひしと感じてやってると思います」

AI要約

岡本和の一発が巨人の勝利を呼び、14号先制2ランを放つ

岡本和は厳しい重責を持つ巨人の4番として奮闘し、43打点でリーグ1位に浮上

清原和博さんが10年ぶりに巨人のグラウンドを訪れ、3連勝で2位浮上を喜ぶ

巨人『第89代』4番・岡本和真、14号2ランに『第64代』4番の清原和博さん「ひしひしと感じてやってると思います」

◇6日 ヤクルト1―4巨人(神宮)

 「巨人の4番」の一発が勝利を呼んだ。1回2死一塁、岡本和が左中間スタンドへ、豪快な14号先制2ランを放った。

 「やるだろうなと思って準備はしてました。今日のような試合は先制点が重要。勝てて良かったです」。激しい雷雨で1時間遅れの開始だったが、いきなり大きな2点をもたらした。そして、7試合ぶりとなったこの一発が決勝点となった。

 打てばたたえられ、打てなければ厳しい目を向けられるのが「巨人の4番」の宿命。岡本和はそんな中で奮闘している。そしてその姿に目を細めたのが、BSフジのテレビ中継で解説を務めた清原和博さんだ。「総理大臣と横綱と巨人の4番は『第何代』って付いてきますから。相当強い気持ちを持ってないとバットを振れない」。自身は巨人の「第64代4番」だった。苦しみもよく分かる。「第89代4番」の岡本和の頑張りに「なかなか表情に出さないタイプだと思いますが、そういうの(重責)はひしひしと感じてやってると思います」。その岡本和は、43打点でリーグ1位に、本塁打は1位の村上に1本差の2位に肉薄した。

 清原さんは試合前、巨人のベンチを訪問し、「第72代4番」だった阿部監督らと談笑した。

 「阿部監督に呼んでいただいて、グラウンドレベルに降りるチャンスをいただいて、感謝してます。うれしかったですね」。巨人がいるグラウンドに姿を見せるのは10年ぶりだった。阿部監督も「久しぶりに会えてうれしかった」と笑顔を見せた。

 清原さんは解説で「阿部監督を訪問して、今日ジャイアンツが負けたらどうしようかと思ってました」と話していたが、見事に3連勝で2位に浮上。阿部監督については「すごく堂々と、すごくどっしりとされていると思います」と語っていた。