【スケボー】女子パークで連覇狙う四十住さくら「ケガしたことで楽しさ分かった」技に喜び乗せる

AI要約

女子パークの日本代表選手たちのパリ五輪への決意や準備についてのコメントが明かされた。四十住さくら選手は大けがからの復帰を果たし、周囲への感謝を述べながら2度目の五輪に臨む意気込みを示した。

男女日本代表選手たちがそれぞれの成長や目標について語り、東京五輪での実績に続く活躍が期待されていることが伝えられた。

スケートボードのパーク競技における選手たちの意気込みや競技の概要、過去の実績に触れながら、日本代表チームのパリ五輪への期待が高まっている様子が伝えられた。

 パリ五輪でメダル量産が期待されるスケートボードの男女日本代表10人が、それぞれの言葉でパリへの決意を示した。4日、都内で代表会見を実施。女子パークは、東京五輪覇者の四十住さくら(22=第一生命保険)が、大けがからの復帰を支えてくれた周囲への感謝を胸に2度目の五輪へ臨む。開心那(15)、草木ひなの(16)は、とともにオンラインで参加した。

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 女子パークで連覇を狙う四十住は、パリで技に喜びを乗せる。1年前に負った右膝後十字靱帯(じんたい)断裂の大けがから復活し「ケガしたことで楽しさが分かった」。五輪予選シリーズの最終ブダペスト大会では準決勝で敗退。「(パリへ)行けないかなと思った」というが、積み重ねてきたポイントで出場を決めた。「人生で2回もオリンピックに出られるのはすごいことだと思う」と周囲の支えに感謝。「東京(五輪)でやった技をやっても(今は)準決勝で落ちてしまう。体を回転させる技などを予選から出さないと上がれない」と引き締めた。

 東京五輪銀に続く活躍が期待される開は「身長や体重が増えてスピードが出しやすくなり、大きいところで技をかけやすくなった」と成長に手応え。「見てる人が楽しめるような滑りを見せたい」と意気込んだ。

 日本勢3枠目で切符をつかんだ草木は「しっかり上の2人に食らい付いていきたい」と力を込めた。

 ▽男子パーク永原悠路(右足大腿骨骨折を乗り越え男子唯一での五輪初出場)「重圧もあったが出場できてうれしい。1人だけではこの場所に立てていなかった」

 ◆パーク 坂や曲面が組み合わされたボウル状のコースで行われる。トリックの高さやスピードなどが採点され、コース全体をいかに活用して技を繰り出すかなども審査の対象となる。選手は45秒間の「ラン」を3回行い、最も高い点数で競う。パリ五輪では男女各22人で争われ、予選の上位8人が決勝に進む。

 ○…東京五輪では13歳の西矢椛が女子ストリートで日本史上最年少で金メダルを獲得するなど、男子パークを除く3種目で金3、銀1、銅1とメダルを量産。チームでも1位となった。西川隆監督はパリに向け「何個とかは言えないけど、東京に近い形で。もしかしたら(東京より)いいかもしれません」と話した。