【バスケ】女子日本代表、守備で流れ呼び込み100点ゲームで圧勝「連動がよかった」恩塚監督

AI要約

女子日本代表がニュージーランド代表に125-57で大勝。守備力が光る試合で、パリ五輪代表メンバーが活躍。

宮崎選手が3スチールを記録し、チームの守備力向上とリバウンドへの注力を語る。観客動員数も記録を更新。

再戦前の意気込みで、チームの飛躍と女子バスケ界の盛り上げに期待。最後の国内試合を前に、金メダルに向け準備。

<バスケットボール女子:日本125-57ニュージーランド>◇国際強化試合◇4日◇有明アリーナ

 21年東京五輪銀メダルの女子日本代表(世界ランキング9位)が、ニュージーランド代表(同26位)に125-57で大勝した。パリ五輪代表メンバー12人で臨んだ一戦で、順調な仕上がりを披露。両チームは6日にも同会場で対戦する。

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 厳しい守備でボールを奪い、得点につなげ続けた。11人で計19スチールを記録。相手ボールに2人がかりで圧力をかけ、苦し紛れのパスを次々とカットした。恩塚監督は「守備とコミュニケーションを大事に戦おうと話していた。プレッシャーをかけて相手を困らせたり、リズムを崩すというところは7、8割できていた。連動がよかった」。最大12人のメンバー登録が可能な中で、10人で来日した格下のニュージーランドを寄せ付けず。守備で流れを呼び込み、100点ゲームで圧勝した。

 司令塔役のポイントガード宮崎は、同じポジションの町田と並びチーム最多の3スチール。「前からプレッシャーかけ、なるべくボールを遅く運ばせることが自分の役割。その守備はできていたし、これからもどんどん続けていければ」とうなずいた。その上で、チームの改善点としてスチールからシュートにつなげた後のリバウンドを指摘。「そういうところも、40分間しっかり走り続けられたら」と引き締めた。

 女子日本代表史上最多となる1万1624人が詰めかけた有明アリーナには、大きな歓声が響いた。宮崎は「めっちゃ楽しかった。最高。もっともっと女子バスケが盛り上がってくれたら。私たちがその1歩を踏み出せれば」と、感謝とともにパリ五輪での飛躍を誓った。

 再びニュージーランドと対戦する6日の一戦が、パリ本番前、最後の国内試合となる。金メダルを目指し、チーム一丸で、女子バスケをさらに盛り上げる。【奥岡幹浩】