Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手(2)イニエスタらに続く? 世界の頂点を知る最恐DF

AI要約

セビージャを去り無所属となったスペイン代表DFセルヒオ・ラモスのキャリア振り返り

通算671試合に出場し、101ゴールを挙げた得点力に優れた選手であり、各所属クラブで多くのタイトルを獲得

家族を優先し新天地を模索中。将来の動向に注目が集まる

Jリーグ入りもあるか!? 今夏フリーとなった30歳以上の名選手(2)イニエスタらに続く? 世界の頂点を知る最恐DF

 7月1日を迎えたことで、欧州サッカーは暦の上では2024/25シーズンを迎えた。新シーズンへと移り変わる中で、2023/24シーズン限りで所属クラブを契約満了となり「無所属」となった選手もいる。今回は、現在フリーの30歳以上の選手をピックアップして紹介する(データは7月3日現在)。

DF:セルヒオ・ラモス(元スペイン代表)

生年月日:1986年3月30日

前所属:セビージャ

23/24シーズン成績:28試合3得点0アシスト

 セルヒオ・ラモスにとって自身2度目のセビージャでの旅は1年で終わりを告げた。スペイン代表史上最多キャップを誇る38歳のDFは今夏に再び新天地を探すことになる。

 2003/04シーズンにセビージャでプロデビューを飾ったセルヒオ・ラモスは、2005/06シーズンにレアル・マドリードへと移籍。通算671試合に出場し、イケル・カシージャス退団後は主将も務め数々のタイトル獲得に大きく貢献した。

  DFながら通算101ゴールを記録したことからもわかるように得点力に優れており、2013/14シーズンのアトレティコ・マドリードとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝での試合終了間際の同点ゴールを筆頭に、セットプレーから何度もチームを救うゴールを決めてきた。

 2021/22シーズンから2年間のパリ・サンジェルマンでのプレーを経て、昨夏に18年ぶりとなるセビージャ復帰を果たした。レアル・マドリード移籍後に挑発的なパフォーマンスをしていたことから彼の加入に反発するサポーターも多く、試合後に過激なファンから罵声を浴びせられたこともあった。それでも1シーズンを主力としてプレーし続け、自らが健在であることを証明した。

 レアル・マドリード最終年の2020/21シーズンと翌2021/22シーズンは負傷が多かったが、近年は大きな怪我もない。スペイン『Mundo Deportivo』によると家族のことを優先して新天地を探すとのこと。その候補に、かつてのチームメイトであるフェルナンド・トーレスやダビド・ビジャ、アンドレス・イニエスタのようにJリーグも入ってくるのだろうか。