【ユーロ】ドイツ代表クロース「引退にならないよう全力尽くす」スペイン戦に向けて意気込み語る

AI要約

EURO2024準々決勝でドイツとスペインが対戦する中、元レアル・マドリードのトニ・クロースが引退に向けて全力を尽くす決意を語った。

クロースはスペイン代表の自信を認めつつも、スペイン戦は五分五分の試合とし、サプライズはないと述べた。

チームミーティングでもサプライズはないと語るクロースは、スペインとの一戦に向けて全力を尽くす構えを見せている。

 欧州選手権(ユーロ)終了後の引退を表明している元レアル・マドリードのドイツ代表MFトニ・クロース(34)が「引退にならないように全力を尽くす」と意気込みを語った。

 ドイツは5日、EURO2024準々決勝でスペインと対戦する。この大一番を2日後に控え、クロースが記者会見に出席した。

 まずの先月まで1年間、Rマドリードで一緒にプレーしたスペイン代表FWホセルが「金曜日がトニ(クロース)にとって最後の試合になると思う」と自国の勝利を願う発言をしたことについて「それは普通のことだ。彼らは大会に勝ちたいと思っているのだから。僕はそうならないように全力を尽くすつもりだ。彼らも僕たちも勝つためにここにいる。金曜日にどうなるか分かるだろう。ナチョ、カルバハル、ホセル…幸い彼らは僕がRマドリードで引退することを望んでいなかった。なぜなら彼らは僕の友人だからね」と笑みを浮かべながら答えた。

 スペイン代表のデラフエンテ監督が「スペインよりもいいチームは存在しない」と発言したことについては「僕は常に、監督や選手が自信を持ってそういうことを言うのが好きだ。僕の見方は違うが、彼らが自信を持っているのはいいことだよ。彼らはただ、金曜日にそれを証明する必要がある。僕は五分五分の試合だと見ている。どちらも非常にいいチームだ。些細(ささい)な点が勝敗を分けるだろうね。彼らについて不利なことを言う必要などない。彼らはいいプレーをしている。金曜日にどうなるか見てみよう」と見解を述べた。

 また、スペイン戦について「大きなサプライズはないと思う」として「それは僕たちだけでなく、ここドイツでも誰もが知っていることだ。チームミーティングでは常にディテールが話し合われるけど、サプライズは、ないだろう。僕たち選手は皆、お互いのことをよく分かっている」と言及した。(高橋智行通信員)