阪神・佐藤輝 勝ちに貢献する一打を 北川2軍コーチの思い体現

AI要約

阪神・佐藤輝明内野手が今季初となる1試合2発の活躍でチームの連勝に貢献。

佐藤輝は今季の5本塁打全てが勝ちゲームで放っており、貢献度が高い。

北川2軍打撃コーチが佐藤輝に対して期待をかけ、チームの軸として力を発揮することを望んでいる。

阪神・佐藤輝 勝ちに貢献する一打を 北川2軍コーチの思い体現

 「広島1-2阪神」(3日、マツダスタジアム)

 阪神・佐藤輝明内野手が今季初となる1試合2発の大暴れでチームのリーグ戦再開後初となる連勝に大きく貢献した。今季の5本塁打は全て勝ちゲームで放っている。デイリースポーツの担当記者が佐藤輝のファーム降格中に北川2軍打撃コーチが語った言葉を紹介する。

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 今季の5本塁打は全て同点からの一発。アーチを描けば、4試合ともチームは勝っている。ファーム降格中、北川2軍打撃コーチがこんなことを言っていた。

 「勝つために何ができるかということをできる子だと思う。それをしなきゃいけない」

 新人時代は1軍打撃コーチとして指導してきた。2軍担当となってからも、不本意ではあるだろうが2年連続で指導することになった。「元々、独特なものがあるから」。鳴尾浜ではあえて技術論には触れず、何かのヒントになればとペッパーなどを取り入れた。

 「本塁打を30本打っても、負けゲームで20本じゃ絶対にマイナス。10本しか打たなくても、その10本が試合を決める10本だったら評価するべき」

 北川コーチが佐藤輝に求める理想を今、体現しようとしている。「岡田監督がチームの軸になってほしいと思ってる選手だからね」。三振してもいい。エラーをしてもいい。佐藤輝には一打で流れを変えられる力があるのだから。(デイリースポーツ・今西大翔)